フリーランスの仕事の波は穏やかなほうがいいのか
基本的に「標準」とか「平均」という概念を信用してない。言ってしまっていいのかどうかわからないけど。
よく、何かの診断とかで「あなたは標準的です」「平均ですね」みたいな結果をもらうことがあるけど、いまいちピンと来てない。
べつに、標準に収まりたくないとか、パンクに生きたいんだとかでもなく、本人がよくわかってないものさしを「どうぞお使いください」と言われましてもなだけで。
けどまあ、そんなのは個人差のある話なので「標準」が好き、標準を目指したいっていう人もいるだろうし、いたって全然いい。
仕事の波なんかもそうだ。標準的な仕事の忙しさってどういうものなのか、いまだにわかってない。そこそこフリーランスも長いけど。「忙しいですか?」と聞かれると、だいたい哲学書を渡されたクマみたいに時間が止まってしまう。
僕の場合、ほぼ自然に向き合ってるような部分がある。コントロールはするんだけど、猛暑とか台風をコントロールできないように、最終的にはどこかで自然と折り合いをつけるしかない。
フリーランスの場合、とくに仕事の波は一定しづらい。もちろん業種にもよると思うんだけど、ライター界隈も年中仕事の波はある。穏やかな凪のような時期なんて、ほとんどないのが現実。
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そりゃまあ、疲れる。嵐が続いて翻弄されても疲弊するし、いくら穏やかでもずーーっと雨が降らなくてカラカラに乾いてしまうのも困る。フリーランスにとって仕事が多すぎても少なすぎても心は穏やかではないのだ。
もし仮に、半年間の仕事の波に「標準」とか「平均」みたいなのがあるとして、その数値がわかれば、なんとかそれを参考にできるんだろうか。
こういう感じで平均偏差を算出して、自分の平均から下に離れてればもう少しがんばるし、上に離れてればそんなにがんばらなくていいみたいなのがわかるとか。
x = [78, 55, 41, 82, 95, 88]
ave = np.average(x)
total = 0
for i in range(len(x)):
total += abs(x[i] - ave)
print total/len(x)
なるほど。平均の仕事の波がこの数字だから、そこから平均してこれぐらい離れてるんだ(平均偏差)がわかれば、心穏やかにいられそう。
ということはたぶんない。というかただの思い付きなので参考にしないでください。数学も統計学も得意ではない。
なので、経験値的に言えるのは、フリーランスって結局どんな波にも乗れる技術を持つ必要があるんだなということ。
高い波、ビッグウェーブもときには乗ったほうが新しい景色が見れるし、ある程度の波に乗ってちゃんと良きタイミングで降りるのも大切だし、穏やかな波でもそこそこ次の波を待てる技術と体力と気持ちとか。
で、それどころじゃない嵐もあるんだけど、これも避けられない。
自然界では、嵐(台風)が発生するから海水がシェイクされて、底の方の冷たい水が表面までかき混ぜられて、結果的にいい感じのアレになるらしい。
嵐もなければ、ずっと気温が高すぎるとか低すぎるとかの極端が続くのだ。
ということを書いてるのは、また次の仕事の嵐がやって来そうだからなんだけど。