除菌グッズがなければちゃんと食べればいいじゃない
パンがなければお菓子を食べればいいじゃないと言ったのは(言ってない都市伝説)マリー・アントワネットだけど、昨今の騒動でマスクがない除菌グッズがないとなればどうするのがいいのか。
※この記事はめちゃくちゃ個人の感覚と見解なので本気で気になる人は読まないで、一次情報にあたったほうがいいです。
僕らの住む地域でも、徐々にそういう種類のものがドラッグストアやホームセンターの店頭から消え始めた。
兆候はあった。だいたいいつもリアル店舗に行くと、なんとなく世間の人の買い物傾向を観察する習性があるのだけど(仕事上)、今みたいな「棚からモノが消える」状況が始まるときは、ある種の共通した買い物傾向が見られる。
「よくわからないけど不安だから」で買う人が増えるのだ。
3.11のときもそうだった。今回もあるドラッグストアで「除菌」と名前のついてるものを何でも抱きかかえて買占めてるおばちゃんがいた。
それは違うと思うんだけどな、と少し思ったけどまあその人の自由だし。ただ、そういう人は「よくわからないけど不安だから」で買ってるのが顔に出てるので仕方ないんだろうなと思う。
例の奴も含めて根本的に「ウイルス」と「細菌」は違う。
「細菌」は細胞を持っていて栄養物があれば自己増殖できる。カビとかみたいに。「ウイルス」は細胞を持たないので自分では増やせないから、ヒトとか動物の中に侵入して細胞を勝手に使って増える。
細菌も目に見えないけど、ウイルスはさらに進撃の巨人と蟻ぐらい違う。超小さい。市販のマスクぐらいしれっと通過して侵入できるし、構造も増える仕組みも違う。
いまあれになってるのは「ウイルス」だから、ものすごくざっくり言って一般的な「除菌グッズ」で今回のウイルスへの効果はほとんど期待できない。インフルエンザウイルスに対して酸性エタノールが効果あるとか成分、状況によって例外もあるけどね。
※しつこいですが、この記事は、医療関係者への取材とかもしているライターのめちゃくちゃ個人の感覚と見解なので本気で気になる人は、一次情報にあたったほうがいいです。
まあ、そうやっていろんな買い占めが感染していくと、本当に必要としてる人の手に渡らなくなる現象はまた起きていて。
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関連グッズが手に入らないと、なんとなく「不安」なこともあるかもだけど、ないものは仕方ない。
というか、もういまのフェーズは緊急・重要なところにリソースを割く、集結させるフェーズ(これも3.11のヤシマ作戦と似てる)な気がするので、おそらくまだ大丈夫な自分たちがいろいろ買占めに加担するのは違ってると思う。
じゃあ、どうするか。これもようやくいろんなところで言われるようになってきたけど「自分の免疫を上げる」なんだろうな。もちろん「手洗い」とか基本的な防御はしながら。
ちゃんとしたものを食べる、ちゃんと寝る、いい気分でいる(難しいけど)とか。免疫ってほんと小さな宇宙というか、究極のセルフエコシステムなので、これをやれば免疫力アップみたいな単純なものでもないのもわかってる。
だけど、あれが手に入らないこれがおかしいとか不安に踊らされてても免疫的にはプラスに思えないので、とりあえずできることでいちばんベーシックな「ちゃんと食べる」をする。
根拠ないじゃんって言われるかもしれないけど、ちゃんと食べてちゃんと生きてる自分を内側に持ってるのって、小さな力を感じる。少なくともマイナスではないと思う。
いまだけのことじゃなく、その感覚とか意識はこれからも必要なんだろうなという気がするから。