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会社の感じ方というモノサシ

会社っていろいろだ。そりゃそうだろって声が聞こえてきそうだけど。

いろいろというのは業種とか業態のことじゃなく、なんていうか「人」と会ったときに感じる印象とか感覚が違うみたいに、会社に触れたときに感じるものがいろいろあるなと。

フリーランスで仕事をしてると、組織の鎧を着ずに、わりと生身の人間に近い部分でいろんな会社に触れるので、余計に感じるものがいろいろあるのだ。

なんだろう。会社を「有機物」で感じることが多い。うん。わかるようでわからないこと言ってる。

有機物ってたしか、炭素を含むもので生物として活動するために大気中の二酸化炭素を取り込む(食物連鎖も含めて)中で生成されるものを指す。人工的につくられる有機化合物は置いておいて。

だから会社も生物的に活動してるところは有機的という感じ方をしても、そんなにおかしなことじゃないと個人的には思う。共感覚(synesthesia)まではいかないかもしれないけど。


中には、フリーランスとして会社に触れても「有機的」には感じない会社もある。無機物に触れてる感覚に近い会社とか。

どちらがいい悪いではなく、ほんといろいろだなということ。

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無機物で感じる会社はビジネスモデルとかSDGsみたいなグローバルアジェンダがヒュンヒュン飛び交ってたり(たとえばの話)、その中で人もデジタルにスマートに活動してたりする。

そういう会社って結構一人ひとりは魅力的というか明らかにスペックが高そうなんだけど、会社としての有機的な感触があまりしないのだ(もちろん例外もある)。

そうじゃなく有機物で感じる会社は、なんていうか「人感」「手触り感」がすごく強い。会社が人だし、人が会社。そんな感じがする。おもしろいのはべつに老舗の会社とか、伝統的な業種業態だからというわけではないところ。

新しい会社で新しいことをやっていても、無機的に感じる会社もあれば有機的に感じる会社もある。

何度も言うけど、どっちが正しいはないし、エコシステム的に考えてもどっちも存在してるほうが自然だ。

ただ、そこで仕事するとなるとその人の持ってるものとか、ステージとかによって「やりたいこと」「やれること」は合ってても、その会社が有機的か無機的かによって、うまくパフォーマンスが出せる出せないの違いが出てくる。

どっちが自分には合ってるのか。雇用関係で働く場合でもフリーランスで関わる場合でも、有機的な会社か無機的な会社かっていうモノサシで考えてみるのもあるよ。