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自己紹介:大学時代から4年で4度退職のサラリーマン生活、海外でデジタルノマドになるまで

こんにちは。

物流テックやファッションテックの分野で経験を積み、最近まで生成AIの領域で仕事をしていたフミヤです。

しばらくnoteをお休みしていましたが、新たな挑戦を始めるにあたり、これからは定期的に記事を投稿していく予定です。

今回は改めて自己紹介を兼ねて、大学時代の経験や短期間ながらも充実したサラリーマン生活、そして来年からスタートするデジタルノマドライフについて綴ります。


学生生活:世界と出会い、テックスタートアップへの道を志す

「あまり日本のことに興味ないし、とりあえず海外のこと勉強してみよう」

そんな漠然とした思いで広島市立大学の国際学部に入学し、国際ビジネスを専攻していた私。入学後もしばらくは具体的な目標もなく、なんとなく「カッコいいし社会に出る上で必要そうな知識だから」という理由で国際ビジネスを選んでいました。

そんな私の大学生活を、大学4年次のアメリカ留学が大きく変えました。
IBPビジネス留学という海外大学留学・インターンシップがセットで経験できるプログラムを通じて米国・シアトルにあるワシントン大学でグローバルビジネスを学びました。

英語でビジネスを、多国籍な環境で学ぶ生活も新鮮でしたが、それまで全くの海外未経験だったので、シアトルでの暮らしは五感への刺激が止まらず。バス停付近に充満するマリファナの香りも、スーパーで黒人と白人が人種差別で大揉めする光景も、未だに覚えています。当たり前ですが「これがアメリカか」と随所で感じられ、日本とアメリカを相対比較し日本の良さもこれまで以上に実感できるようになりました。


留学の卒業イベントで担当教授と。悪戦苦闘しながらも無事プログラムを修了できました。

そして大学修了後は、運良く日系VCのサンフランシスコ法人でインターンシップを経験できることに。
サンフランシスコでの3か月は、西海岸のスタートアップ文化を見聞できた貴重な体験でした。そのVCが運営するテック系スタートアップ向けのコワーキングスペースで運営補助をしていましたが、プロダクトのリリース日はチーム全員で「Cheers!!」と祝杯をあげたり、休憩がてら卓球を他の入居者同士としたり、ニュースや本で見聞きしていた自由な光景が、目の前に広がっていました。

そして彼らと話すうちに【世界を変えるのはIT×スタートアップだ】というシリコンバレーに触発された価値観が私にも醸成され、ITスタートアップへの就職を検討し始めました。

ゴールデンゲートブリッジにて。物価が異常に高いこと以外は最高のサンフランシスコでした。

新卒~2社目:物流×テクノロジー領域で修業も適応障害発症

就活では東京の物流テックスタートアップから内定をいただきました。
IPOに向けてこれから更なる拡大フェーズに突入していく企業で働くのは非常に刺激的に映り、レガシーな物流業界をテクノロジーで抜本的に変えていくという大義を背負って仕事ができるのも魅力に感じました。

フィールドセールスのポジションで勤務を開始し、SaaS型物流フルフィルメントサービスのソリューション営業・提案後の各顧客の商材に合わせた物流オペレーション構築、それに伴う顧客・自社・提携倉庫の3者間運用調整を一気通貫で担当。留学時代に味わった充実感や達成感を良い意味で薄めながら、会社員として経験を積んでいきました。
ただ取り扱うプロダクトの完成度が非常に高く、競合とバッティングしても機能の豊富さで優位に立てる状況で、それ自体は素晴らしいのですがここでの経験が自分の成長に寄与しているかはちょっと疑問でした。

そんなモヤモヤの中、大学時代に知り合った洋服のレンタルサービスを運営するファッションテックスタートアップの取締役と何度か話をし、ご縁をいただいてその会社の物流企画ポジションに転職しました。

同時に、わずか7ヶ月で新卒入社先をスピード退職…履歴書に傷がつき始めます(笑)


転職先ではレンタルバックされたアイテムの洗浄・修繕オペレーションの改善に取り組みました。洋服のシェアリングオペレーションはまだ世界でも確立されておらず、オペレーションは完全独自で正解<最適解で動かす必要があり、決まったサービスを販売する前職よりも頭への負荷は倍増しました。

ある時は洋服を洗う什器が故障し、その一部が洗浄機にひっかかり洗浄オペレーション全体が止まったり、もうある時は25,000着もの洋服が在庫管理システムと紐づけされず倉庫内に溢れかえったり。
『ファッション×ITのスタートアップ』と聞こえはいいですが、裏側は何でもありの世界でひたすら現場の問題解決でした。(スタートアップでは、それが普通なんでしょうね。)

オペレーションや洗浄コストが安定せず、KPIが予算に負ける中で「もっと頑張らなきゃ」と思い詰め必死に働きましたが、結局精神的につぶれてしまい、適応障害の診断を医師から受け、その会社を退職しました。

  • 何のために仕事をしていた?

  • 何を成し遂げたかった?

  • 何を叶えたかった?

  • 何が欲しかった?

自分でも本音が分からなくなり、はけ口のない思いに駆られる日々でした。

そして11ヵ月とまたしても短期離職となり、履歴書の見栄えがどんどん悪化していきます……

3~4社目:福岡移住と生成AIで生活もキャリアも上向く

心機一転、東京から福岡に移住して生活をやり直し始めました。福岡は移住先として常に人気が高く、実際に移住して後悔は全くなく、別の記事で福岡移住の理由や実感したメリットをまとめます。

福岡では、東京にある大手IT企業の福岡拠点で、AIに学ばせるデータセットの構築・品質管理を担当しました。書くだけならなんだか専門的な仕事に見えなくもないですが、実際はAIにタグ付けするデータの入力であり、定型作業が自分には全く合わず…
そこも2か月半で辞めて、結果的に社会人2年目で3社を退職することになりました。

転職エージェント様すみません、もっと長く働く予定でしたよ…


3社目退職後の自分、なんでこんなに人生トラブるのか意気消沈してました


その後は生成AI×SaaSプロダクトを運営するスタートアップに転職し、サービスの営業とカスタマーサクセスの仕事をフルリモートで始めました。生成AIという、青天井に市場が拡大している業界で仕事ができたことは大きな財産であり、これから海外に持っていく仕事も、この業界をど真ん中で見てきた経験から得られたので、今後のキャリアにも繋がってくるでしょう。

市場の注目度の高さゆえに競合もどんどん増えており、私の実力不足もあり1社目のプロダクトほどの競争優位性は確立できませんでしたが、それでも多数の法人様にご利用いただき、サービスを通じて業務時間が従来比で~~分減ったとお声をいただくのは、お客様と日々接する立場として非常に嬉しかったです。

そんな実り多い生成AIスタートアップでのお仕事ですが、今年限りで同社を退職します。
(12月末まで在籍しますが、今日が最終出社日でした。)

理由はシンプルで、留学時代のような海外での暮らしをもう一度やりたくなり、今後はデジタルノマドとして色んな土地を巡りながら業務委託のお仕事をしていく予定です。

最終的に社会人4年目で4社退職することになり、色々と一般的なレールから逸脱した人生となりました(笑)

ネクスト:デジタルノマドとして再び海外へ


来年からは、新たな挑戦として東欧ジョージアでデジタルノマド生活を始めます。
(ジョージア以外にも複数のヨーロッパ諸国に滞在予定です。)
昨年から宇宙ベンチャーでの副業でもお金を得ていましたが、本格的にフリーランスとなるのはもちろん初。どこまでやれるかは自分でも未知数ですが、まずは安定的に収入が得られるよう頑張ります。
またデジタルノマドになり、働き方・生き方で色んな発見があると思いますので、それを今後noteで思いっきり発信していきます。

ファッションテック企業で働いていた時、灰色の倉庫の天井を見上げ、【また海外で暮らせたら】と思い始め、迷い、悩み、時に泣き、そのすべての経験が今の自分を形成しています。まだまだ未熟ですが、心から望む生き方を実現するため、今後もたくさん挑戦していきます。

改めて、これからどうぞよろしくお願いします。

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フミヤ | ノマドライフ探求家
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