"一流に触れる経験" パラアスリートが来校!
無事にこの日を迎えることができました。今週は疲れました。
9月11日(水)
勤め先の小学校にリオパラリンピック銅メダリストで同じ早稲田大学出身の芦田創選手が講演に来てくれました。
僕の友人が芦田選手の友達で、僕からのラブコールを快く受け入れて下さり、今回の企画が実現しました。
芦田創選手は、小学校5年生の時に右腕に腫瘍ができ、右腕に障がいがあるのですが、その話から講演は始まりました。
少し拍子抜けしたのですが、
講演の間、リオオリンピックで銅メダルを獲得したことを自慢するために、動画を見せたり、子供達に「すごいでしょ!?」なんて言うのかなぁなんて思っていたのですが、そんな時間は15秒ほどで終わってしまいました。さすが真のアスリートやなぁと感心してしまいました。
21歳の時に出会ったコーチから「障がいに甘えている」と言われたことで、意識が変わったという話。それまでの自分は記録が出なかったり、伸び悩んだとき、いつも自分の言葉の主語が「右腕の障がい」になっていたと。芦田選手にとって人生の転換となる出来事だったのだと思いました。
話は「障がいを持つ人への捉え方」の話へ。
『障がいを持つ人への過度な配慮は要らない。「障害者だから、助けてあげよう」とか。ただし、障がいを持つ人がその場の環境に不適応を起こしていて、助けてあげなければいけないと思ったら助けてほしい』と話していました。
障がい者、健常者という括りはしたくないですが、
障がいを持った人は生まれた時にたまたまその障がいを背負わなければならなくなっただけで、健常者とは何も変わらない存在だということ。分けて考えるのではなく、あくまで同じ存在であるという考え。使命感に追われて助けようとかいうのではなく、自分の心に素直になって助けることが大事だということを伝えたかったのだろうと僕は受け取りました。
同じ25歳のなのに、とても人生を深く考えていて尊敬してしまいました。
僕も頑張って子供達に向き合い、自分の人生をより豊かにしながら、子供達の人生をも豊かに出来る教員になりたいと決意を固くしました。
良縁に感謝。ありがとう芦田選手!