「実家への帰省で感じたこと」
初ブログ。
fumiです。
8月8日から10日間、長野に帰りました。(一般企業に勤めている友達には長すぎると怒られますねw)
台風の影響で夏休み唯一の出校日が臨時休校になったため、東京から福岡に帰る予定だった飛行機を日程変更し、そのまま東京から新幹線で実家の長野に帰ることになりました。
今夏の帰省は今までで1番充実していたと思います。1日にした内容もさることながら色々な人の想いや心の機微に触れることが出来たからです。
Episode.01
〜両親の初任校 遠山郷を訪ねて〜
8月14日、両親とともに実家から車で3時間ほどかけて両親の初任校がある遠山郷を訪ねました。長野でも珍しいくらい山の中で、車中の中では両親の若い頃の思い出、教師としての葛藤の日々、恩師との出会いなど沢山の話を聞く事ができました。
「まぁ道路が狭くて、対向車が来たらずっーとバックで戻らなくてはいけなかってさぁ、まぁそこで父ちゃんと母ちゃんは出会ったんだけどね」(上の写真の通りです)
なんて話や、
「初任の頃は授業中、隣から先生がやってきて『S先生なんちゅう授業してんの』なんてダメ出しされて、、、俺も最初はそんなんだったな」
なんて話も。
遠山郷の涼しい風を身体一杯に浴びながら、改めて両親が若かりし頃一生懸命に仕事をしていたこと、沢山の人に支えられてきたことを聞き、そんな両親に対して自然尊敬の念がこみ上げてきました。
帰りの車中でも話は教育の話でした。自慢ではないですが、父親が周りの先生から認められていることや学級経営に力を入れて教室掲示が実に見事だったという話まで聞くことができました。自分が教員の道に進んでいるのも少なからず父親のそういった教員としての姿を聞かされていて、それに対して尊敬の念を持っているからなのだと感じました。父親に負けずに子供に対して一生懸命に仕事をしたいと思いました。
Episode.02
信州の奇祭・榊祭りへの参加
8月15日は地元の祭りのお神輿を担いできました。4年連続4回目の出場です。
お神輿は、18歳〜32歳までの若者が担ぎますが、喧嘩神輿と言われるほどちょっと危険なお神輿なんです。今年は僕の親友が神輿のリーダーだということで1年前から「来年も参加して欲しい」なんて声をかけられていました。神輿を担ぐ人の多くは成人しても地元で働きながら頑張っている人が多いのですが、僕と同じように長野を離れて仕事をし、声をかけられてお盆に帰省し参加する人もいます。
声をかけられていながら、内心はめんどくさいなという思いがありました。とにかく疲れるということと怪我のリスクがあること、何と言っても早朝からの準備が大変だということ。朝の3時に集まり、木を切り、神輿を作る。だけれども、グループラインで参加者に何度も当日の協力をお願いする親友の姿を見て、今回は友達として朝から参加してサポートしようと決めました。
〜多大なる準備と想い〜
祭り当日は怪我もなく、無事に神輿を担ぐことができました。早朝から日付が変わるまでの長い間祭りに参加することで見えてきたことがありました。
親友や祭りのリーダーがこの日のために地道に準備を進めてきたこと、その準備は軽はずみな気持ちではできません。伝統を引き継ぐという責任感と何とか榊祭り成功させたいという強い気持ちがなければできません。それを知った時、当日のみ参加して朝から準備するのが面倒だななんて思っていた自分が恥ずかしく感じました。せめて参加するからには、”他の人の多大な準備と祭にかける思い”を忘れず参加することが大切であると感じました。
自分が当たり前だと思っていることにも必ず周りの尽力があることを忘れないのと、一つ一つの出来事に尽力があるのではないかと意識すること
これが大切だと感じました。
他にもたくさんの経験をしましたが、時が止まったかと思うほど10日間が長く感じました。2学期に向けてのパワーを沢山もらいました。2学期も頑張ろう。
fin