学び直しというより上書き、今風に言うとアップデート
学んだことはどこかで学び直し(上書き)が発生する。
いや、必ずしなければならない。
小中学校に学んだこともかなり変わっていることがある。
私はもうすぐ60歳に手が届こうとしているが
私が中学校で学んだ歴史では1192年鎌倉幕府成立と教わった気がする。
いいくに(1192)作ろう鎌倉幕府なんて今でも覚えている。
当時有名なゴロ合わせだ。
でも今ではこういう解釈はしないと最近知りました。
歴史や現代社会などはおそらくずいぶん変わっているだろう。
他の分野でもちょっと上の方になると定説が書き換わっている。
常識が書き換わることが多くなってきた。
仕事にしても学問にしても上書きするのが忙しい。
本当に出来る人は学歴とかあまり関係ないかもしれない。
出来る人は常に上書きし続ける人だと思う。
ただ、これを書こうと思っていろいろ考えていたら「学び直し」というのは
ちょっとおかしいのではないかと思う。学問というのは進化したり解釈が変化したりするものだから。
例えば心臓や血管の手術は30年くらい前は外科手術が主で大掛かりなものだったはずだ。しかし今はカテーテル手術が確立して体の負担も少なく入院する日数も短縮された。私も検査でカテーテルを入れたことがあるが痛みがなく麻酔もした記憶がないくらい体の負担が少なく手術室の移動も車いすで
モニターを見ながら先生の話を聞きながら施術をして入院も3日くらいだった。医学はものすごいスピードで進化しているので上書きは欠かせないだろう。
あと弁護士は上書きの連続だと思う。判例で結果が変わるので常に新しいデータを上書きする必要がある。「昔はこうだった」がすでに通用されなくなっている。大抵の人がそれは弁護士だけの話しとか医者だけの話しと考えているかもしれない。だが実際にはそんなことを言っていられない事例が出てきている。7月に改正された道路交通法である。特定小型原動機付自転車が認められてこれは、免許がなくても運転できるものだ。しかしこれは交通法規を学ばないで運転するものが増えて危険だと指摘する方も多くいる。だから免許がなくても交通法規を学ばないと知らずに加害者になることもあるし被害者になったときに正しい対処ができないということもありそうだ。
ちょっと生活に変化が出ると必ず新種の詐欺が出てくるのはほとんど確実である。
社会生活をしていく上でモラハラ、セクハラ、パワハラ等のハラスメントなども被害者になる可能性はもちろんだが加害者に知らずになっている可能性も大いにあるのだから。
だから私は有名大学を出ているとか、〇〇の資格を持っているとか、昔こういう仕事をして実績があるとか言って学びの上書きをしていないと「昔使えたけど今は全然使えない人」となってしまう。
これからを生きていくためには常に学びのアップデートは必要である。