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「オスマン帝国500年の平和」 林佳世子

興亡の世界史  講談社

最近は講談社の「興亡の世界史」シリーズの「オスマン帝国500年の平和」を読んでいる。近頃では「オスマントルコ」とは呼ばないそう。
(2009 07/25)

昨夜読み終えた。オスマン帝国というものを一つのシステムとして見る、オスマン帝国領バルカン諸国やアラブ諸国の独立を帝国の歴史推移と絡めて長い目で見る、そして現代のこの地の民族紛争をオスマン帝国の歴史に遡って考える…そんな本といえそう。こういう観点から見ると、まだまだ新しい研究の余地はたくさんありそうに思える。
ひょっとしたら、冷戦状況が崩れ、パックスアメリカーナが崩れ、各地で民族紛争続いている現在という時代は、オスマン帝国末期に似ているのかもしれない…
(2009 08/03)

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