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「石川淳作品集」 石川淳
筑摩書房
ブックオフ大宮店は3F使った大きなブックオフ。自分の関心事である海外文学を一通り見て、集英社世界文学ギャラリーなど見て、隣の棚にある大部分は日本文学全集分売各種。こっちはほとんど105円。いいの?世界文学は読む人いるけれど、日本文学は読む人いないの?うーむ。自分もかなり海外(ってか欧米(ラテンアメリカ含む))文学寄りスタンスだけど…
それで、そんな中から今日は石川淳をセレクト。筑摩書房版。佐多稲子も買っておいた方がよかったかな。でも、毎度のことながら、いつ読むんだ?
もう少し読んでみよう。少しは…
(2008 08/16)
石川淳についてとりあえず…
昨日は石川淳作品集から2作。丸谷才一氏が褒めていた「普賢」はいまいちよくわからない。理想より情欲や怠惰に溺れる人間を描いたからか、それとも語り口からか?
「喜寿童女」は面白かった。喜寿(77才)になった娼婦が若返りの術を受けて、明治時代まで暗躍した、という話。徳川家斉と伊藤博文という対比がなんか考えさせられる。作家としてみれば、筋よりも江戸と明治に書かれて合冊された本を想起するのが面白かった、とか。確かにボルヘスが好きそうな企画…
(2008 08/18)
(ほんとに全部読んだのかなあ)