カモシカ書店…入りづらいことは全くない?(本屋巡り50)
5年前に福岡ブックスキューブリックで買った「本屋がなくなったら困るじゃないか」の最終章にここの店主の文章がある。
大分駅府内口セントポルタ中央町商店街アーケードの先の方。岩尾洋装店の2F…というか、たぶん書店店主の実家。書店入り口は洋装店の北側。斜向かいには岩尾文具店(2Fまで)もある。
洋装店側にも本棚あるように見えたが、そちらは見ずに、増築か隣の建物合わせたような側から入る。本屋本陣?は2Fだが、そこに入るまでの階段にもなかなかな本有り。リルケ評論の一連と、ゾラ「パリの胃袋」…こういうとこにある本って、盗まれないのかなあ。百円均一ならともかく…とも思ってしまう。
2F上がって、ここに「入りづらいのは一回だけ」と書かれたドアがある(その横に「店主岩尾の読書リハビリ中」というシリーズの小冊子?有り、バタイユのを貰った)。さて入ると、いきなりクロード・シモン「フランドルへの道」。終了!って気もするけれど、恐いけれど?店内一回り。結果次点だった(この先もう2店回る予定も無く、飛行機に乗る必要もなければ買っていたかも)のは「私が諸島である」中村隆之、「パサージュ論」全5巻セット、トルストイ「クロイツェルソナタ」(新潮文庫)。ドゥシャンのインタビュー本とかそういうの買える余力(経済的かつ精神的)欲しいなあ。
(2024 07/07)