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本屋イトマイ…セレクト棚が凝縮されて楽しい(本屋巡り39)
ときわ台駅北口。松屋2F。案外に探すの時間かかった(笑)。店名は「暇(いとま)」から。
zineが結構多い。新刊本のみの模様。
喫茶部は窓際。一つ一つの棚がテーマあって見ていくことができる。
ヴァージニア・ウルフの「幕間」(平凡社ライブラリー)購入。1400円。その他、同じウルフの「船出」(上下)とか、ベルンハルトの「凍」とか、ヴェイユの「工場日記」とか、中村文則の「教団X」とか、多和田葉子の「雪の練習生」とか。
本屋の喫茶ってなかなか行かないんだよなあ(本でお金使い過ぎて(笑)…)。ここも喫茶含めてもう一度訪れたいところ。
(2023 09/16)
1年ぶりに、再訪。
とりあえず次点は、岩川ありさ氏のジェンダー文学批評。題材は多和田葉子、大江健三郎、小野正嗣など。
で、購入したもの。とりあえず前回見たシモーヌ・ヴェイユを探したのだが同じ本は見つからず…
購入本
「シモーヌ・ヴェイユ」冨原眞弓 岩波現代文庫 岩波書店
(前に管啓次郎の書評本の紹介で知った冨原氏。この人はヴェイユとトーベ・ヤンソン(ムーミン)を同一の熱量で語る)
「箱男」安部公房 新潮文庫
(今年生誕百年。なので何か買ってみたいと思ってはいたのだが、ほんとはもちょっとマイナー作品がよかったかな。でも?解説は平岡篤頼(同じ安部公房の「密会」も))
今回はカフェも利用してみる。本買ったあとその店のカフェ入るの初めてかも。浅煎りブレンドかなり美味しいが、周りにも本(古本、店主さんの本?)あってそちらも読める。居心地、フヅクエとそんなに変わらん(笑)。
そこで読んだのは、内田百閒の戦時下東京日記、川上弘美の「道具屋中野商店」(多分)をちらっと見て、本格的に読んだのは、(買った)「シモーヌ・ヴェイユ」序章と、店の本の小川洋子の短編集「寡黙な死骸 みだらな弔い」から冒頭の「洋菓子屋の午後」(中公文庫)、丸谷才一の「文学ときどき酒」(逆? これも中公文庫)。小川洋子のは死がテーマらしい。丸谷才一のは、吉田健一、石川淳、里見弴などの作家との対談や、キーンと篠田一士との翻訳詩(エズラ・パウンド)、高橋康也と清水徹とのジョイスなどの対談も。「文学全集を立ちあげる」で開陳される、里見弴がゴーリキーが好きだ、という話題はこの時出たもの。
(2024 09/26)