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古書ワルツ…ささまの後にワルツ(本屋巡り18)

まずは、ささま書店編

荻窪駅南口を新宿寄りに歩いて信号交差点渡ってすぐ。南口すぐのところにもう一軒古本屋有り。
「広くて楽しい古本屋」がキャッチフレーズ。お店の袋にも書いてある。古本屋と言われて一般の人がイメージする狭苦しい店内とは違うよ、という意味だと思うけど、自分は相当に楽しいけど、一般の人?が楽しいかどうかは…

ささま書店手ぶらで帰るべからず…
古本屋ツアー小山氏定点観測所(笑)。
入った瞬間、自分の好みにフィットしたラインナップであることがわかる…阿佐ヶ谷の銀鈴舎、西荻窪音羽館、吉祥寺読みた屋、三鷹水中書店…とつながる。
だから中央線の古本屋に気楽に入ってはならない、と言ってたのに…

1840円の内訳。
ムヒカ=ライネス「ボマルツォ公の回想」(ラテンアメリカの文学)
ジロドゥ「オンディーヌ」(光文社古典新訳文庫)
新倉俊一「ヨーロッパ中世人の世界」(ちくま学芸文庫)
800、300、600(単位は各、円)

ちなみに次点は、前に図書館借りして面白くなる前に時間切れしたアドルノ…だと思ったけど、同じ平凡社ライブラリーでアドルノの音楽論文集は2冊あって、前に借りたのは「不協和音」、ささま書店にあったのは「音楽社会学」…と、ちょっとのちょっとだけkindleで読んだイザベラ・バードの「朝鮮紀行」。
(2019  02/07)

ささま書店閉店?
先週言ってくれればセール来たのに。
(って、結局1回しか来れなかったけど)
ささまのない荻窪なんて…
(2020 04/07)

跡地らしきところに古書ワルツなる店発見。改装だったのか、経営者が変わったのか、はたまた…
(2020 08/10)

ということで、古書ワルツ編

荻窪ささま書店跡地に古書ワルツ。「古書ワルツ」で検索したら本拠は青梅?違う店? とにかく、ささま書店とのつながりとか改装とか明記はしてない。つながりはないみたいのかもしれないけど、品揃えは瓜二つ…(海外文学の単行本が少ないかな)。でも、7月末オープンのこのお店。とりあえずなんとか在庫を店舗の棚に入れてみました…という感じで、まだ未整理なのかも。

ささま書店跡地に夏オープンの古書ワルツで購入。
「愛されたもの」イーヴリン・ウォー 中村健二・出淵博訳
「倦怠」アルベルト・モラヴィア 河盛好蔵・脇功訳

見たもの
レムのSF文庫
多和田葉子「雲をつかむ話・ボルドーの義兄」
「アサシンの谷」
そしてコロタン文庫国鉄駅名全百科(私鉄もあるよ)
(2020 08/14)

奥付きに貼ってあるお店のスリップ見たら、形式がほぼ同じ。ささまは「広くて楽しい古本屋」だけど、ワルツは「広い! 楽しい! 早い!」…早いってなんだ…
(2020 08/15)

荻窪五稜郭へ塩ラーメン食べたあと、南口へ向かい古書ワルツへ。眠いせいもあってそこまで長居はせず。表の均一棚に気になる本が割とある。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」と「鍵」は前者が本全体がシワになっていて、後者が蛍光ペンで少しだけ引かれている。谷崎は絶版にはならないだろうし…バルザック「毱打つ猫の店」もまだいいか…
(ここから店内)ベルクソン「物質と記憶」や岩波文庫の古代懐疑論の著書も次回以降…相変わらずごたごた感というか掘り出し物ありそう感は健在。
というわけで、今回はこの2冊。
「文明化の過程(上)」ノルベルト・エリアス 法政大学出版局
「アポリネール詩集」ギョーム・アポリネール 堀口大學訳 新潮文庫
上が店内、下が百円均一。といってもエリアスも330円…もちろん、下巻は無い(何故?)。アポリネールはたぶん前に買ったことあるけど、今はない…
(2024 06/07)

やっぱりささまと直接つながりはないらしい。ささま書店から居抜きで入ったらしく、だからなんとなく連続感がある。ただスタッフには連続で入っている人がいる模様。

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