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「アフリカの都市的世界」

嶋田義仁、松田素二、和崎春日 編  世界思想ゼミナール  世界思想社

読みかけの棚から
読みかけポイント:第1部序章(読んだのか?)


目次


はじめに…和崎春日
序章  アフリカ都市研究と日本人研究者…日野舜也
Ⅰ  アフリカ伝統都市のダイナミズム
第1章  国民社会の中のアフリカ伝統都市
            ー現代ネットワークのなかのバムン伝統都市性…和崎春日
第2章  サハラ南縁のイスラーム都市…嶋田義仁
第3章  森林の非都市的集落…白井和子
第4章  インド洋沿岸のスワヒリ都市…菊地滋夫
第5章  大西洋ギニア湾沿岸部の王国と都市…阿久津昌三
Ⅱ  現代アフリカ都市の生活世界
第6章  現代アフリカ都市社会論序説…松田素二
第7章  ストリートは文化の揺り籠
            ーアビジャンにおけるストリート文化の生成…鈴木裕之
第8章  現代都市とポピュラーミュージック…梶茂樹
第9章  ポストアパルトヘイト時代における都市のコーサ社会
            ーケープタウンのスクウォッター・キャンプから…池谷和信
第10章 アフリカ都市のインフォーマル・セクター
          ーカメルーン・首都ヤウンデの事例から…野元美佐
参考文献
アフリカ都市をさらに学びたい人のために
索引

アフリカ都市研究概観

世界思想ゼミナールの一冊。松田素二経由で?たどり着いたのだけど、この本の第1部序章を書いている日野舜也氏の教え子が集まった論文集ということらしい。で、その日野氏はアフリカ都市の人類学研究の第一人者。サウゾールの従来の理論、アフリカ伝統都市と西洋植民地都市の二区分を批判し、どちらにも複合的構造が見られるとした。この本の日野氏の章では、先に述べた理由もあってか、日本人による研究が行われているアフリカ都市を一覧にしている。本の内容は歴史的経緯の第1部と現代の第2部。松田氏は第2部序章。
前に読んだ世界思想ゼミナールのつながり(「可能性としての国家誌ー現代アフリカの国家と人と宗教」小川了)?で言えば、インフォーマル・セクターの章が一番最後にある。
(2018 04/01)

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