「フーコー」 今村仁司・栗原仁
CenturyBooks―人と思想 清水書院
晩年の道徳、性行為の思想から。
「性の歴史」は元々はヨーロッパ中世キリスト教時代までのp139にあるような四つの側面からの歴史研究になる予定であったのが、上に挙げたp157の視点などから古典期ギリシャ、ローマの個人のあり方への探求へと変わった、という。
前章での権力のところでは、前に読んだ社会学のちくま学芸文庫では、フーコーは権力を個人間で形成されるものとして見ているという視点があったように思うのだが、ここではそこが抜けてるような、ようでないような…
(2018 12/23)
(このちくま学芸文庫がどの本なのか調査中…)