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「現代タイのポストモダン短編集」
宇戸清治 編訳 アジアの現代文芸 大同生命国際文化基金
読みかけの棚から
読みかけポイント:冒頭の「僧子虎鶏虫のゲーム」のみ読んだだけ。このアジアの現代文芸シリーズ読み切ったことがない…
久しぶりに「アジアの現代文学」シリーズを。東京外国語大学長、亀山郁夫氏の序文付き。コンビニの数が世界第3位、携帯電話普及率96%だとは知らなかった。
最初の短篇、ウィン・リョウワーリンの「僧子虎鶏虫のゲーム」を読んだ。タイのじゃんけん?(じゃんけんより複雑)からタイ社会のいろんな問題(軍部とかリベートとか開発優先とかいろいろ)をあぶり出す。だけど、ここではそういう問題そのものよりも、その背後で動く何らかのもの、ここでは「システム」という表現がなされているが、それが上記のゲームとなっている、みたい?
この作家、他にも2段組みで活字も白黒反転させて、上が娼婦、下が僧侶を描く小説とか書いているらしい。
(タイではそれだけでスキャンダルになる行為)
(2013 03/24)