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出産後に仕事が楽しくなるまでの話① 〜復職前にやる気スイッチが入ったのはなぜ?〜

育児と仕事の両立って永遠のテーマですよね。
私も未だに奮闘中です。

出産を機に、仕事をセーブしたい派の方も多々いるかと思いますが、
私は、出産を機に仕事のやる気スイッチが入り、仕事がどんどん楽しくなりました。
育休中は「私のこれからの人生どうしよう」と悶々と悩んでいましたが、
復職して、仕事を頑張る事で、自ずと将来の方向性も見えてきて、気持ちが楽になりました。
仕事が楽しくなることで、私は救われました。


では、出産後になぜ仕事が楽しくなったのか?
私のエピソードを紹介したいと思います。
これから、出産や復職を控えていて、今モヤモヤされている方の何かヒントになれば嬉しいです。

この話、長くなりそうなので、3回に分けてお届けしようと思います。


その1:復職前にやる気スイッチが入った話
その2:復職後に焦った話
その3:復職後に仕事を楽しめるようになった話

今回はその1:復職前にやる気スイッチが入った話を書かせて頂きます。


やる気スイッチはなぜ入ったか?

いきなり話はそれますが、「やる気スイッチ」と聞いて、CMを思い出す方いますか?
私は「やる気スイッチ」と聞くといつもこのCMが頭の中で流れます。

このCMのように、「誰かが私のやる気スイッチを探して押して欲しいな~」って社会人になってもずっと思ってました笑 
「あ~、なんか仕事楽しくないな。やりたい事ってなんだろ~。いつかやる気スイッチが入るような業務に出会えるのかな~」という具合です。

(今、書いていて、こんな人が同僚にいたらとゾッとしました。誤解があるかもしれませんが、仕事は真面目にしていたと思います・・・!)

そんな私が、主に3つの理由で仕事へのやる気スイッチが入りました。
それは出産がきっかけでした。

なぜやる気スイッチが入ったのか?

1. 自分自身が満たされていない事が浮き彫りに!


30歳を過ぎ、結婚、出産、住宅購入と大きなライフイベントを経験しました。
一通りイベントを終えたのに、
「あれ?私は何か満たされない」と気づいてしまったんです。
育休中は考える時間は沢山ありますから、必然的に自分と向き合うようになりました。
そこで、気づいたんです。
私は「好きな事を仕事にしてキラキラ輝いている自分にずっと憧れていたんだ」と。
働くことは嫌いじゃない。
なんとなく仕事はこなしていた。

でもベストは尽くしていたか?
ベターで済ませていた気がする。このままでいいの?

主体的に仕事をしないと、私はこの先もずっと満たされないのだと気づいてしまったのです。

そもそも家族や物を手に入れたからといって、満たされるという発想が間違ってますよね。根本がおかしかったんだな〜って今なら思えます。

2. ワーママだからって言われたくない!

復職日が近づいてくると、どんな風に働くのか?
具体的にイメージするようになりました。

その時に、上司から「子育て大変だから、この仕事は無理だよね」って言われたくないな。
「休みも多いし、評価は上げられない」って言われたくないって気持ちがすごくありました。
私はきっとプライドが高いんでしょうね・・・。

今思えば、復職前から、めちゃくちゃファイティングポーズをとっていたと思います。
めっちゃ負けん気根性。

それはなぜかというと、今の会社がThe男性社会だからというのもあります。
上司は50代がメイン。奥さんは大抵、専業主婦かパートをされている方。
共働きを経験していないので仕方ありませんが、「1歳なのに預けるの?」「出張できないよね?」「まずは子育て優先で」という会話は日常茶飯事。

本人は気を使ってくれているのは重々承知の上で、「今どきはそうですよ~」「育児の事は主人と分担するもんじゃないですか~」とつい嫌味を言い返してしまう事もしばしばあります....大人気ない笑

私は結婚がそんなに早くありませんでしたが、独身時代にそれなりにプライドを持って仕事をし、評価も悪くはなかったです。

これまで男性社会の中で積み上げてきたキャリアを「育児があるからね~」っと、勝手にはじごを外される事にすごく嫌悪感がありました。プライドが傷つけられそうで嫌だったでしょうね。

そして、堅物のおじさん達に、新しいワーママの存在を認めさせたいって気持ちがフツフツと湧いてきたんです。
今思えば、すごく虚勢を張っていたと思います。

産休前に、労働組合の役員をしていた事もきっかけになりました。
多様性を認めた働き方を会社の方針として掲げているのに、実態はまだまだ伴っていないではないか!
ロールモデルがいないのであれば、自分がなってやる!くらいに思ってました。
出産前は、そんな発想は全然なかったのですが、色々吹っ切れたのだと思います。
ハハハツヨシ...,


3.親の背中を見せたい 

娘に、「ママはイキイキ働いている」と思ってもらいと思うようになりました。
嫌々仕事をして、「あんたのために仕事してんのよ~」なんて絶対に言いたくないし、自分が子供だったら、そんなお母さんに嫌気がさしちゃうなって思いました。
「なんかママ、いつも楽しそうだね~」って言われたい。
その為には、人生の時間の中で比重の高い仕事を「楽しい時間にしていないと!」と思ったのです。

そして、せっかく1日10時間近くも保育園に預け、子供と離れて、仕事をするからには、その時間を有意義なものにしたいと思いました。

また、子どもを預かってもらう事のありがたみも実感したので、『限られた時間の中でやれることはやりたい』という時間に対する価値観も変わっていきました。

育休中は区のサービスで一時預かりを何度か利用したのですが、「よし!この時間の中で、できる事をめちゃくちゃ詰め込んでやってしまおう!」と考えて動いていました。

離れることは一見さみしい事のように思えるけれど、
その時間に感謝し、よりよい時間にしたいと今は思います。


そんなこんなで、私は娘を産むことで、仕事へのやる気スイッチが入りました。

今も両立が上手くいかない時は多々あり、「あ~、一人になりたい!勉強したい!仕事したい!育児の時間ってけっこう取られる~」って思う事もしばしばあります。

でもそんな時に、「もし娘が産まれなかったら、私は仕事頑張りたいとここまで思えなかった。仕事や勉強の時間がもっと欲しいと思う自分は存在していなかったかもしれない」と思うと、娘に対してありがとうと思えます。
ママに仕事の楽しむきっかけをくれてありがとうー!
私のやる気スイッチは出産がきっかけでした。

さて、スイッチを入れて、復職しましたが、これまた一筋縄ではいきません。

次回は復職後に四苦八苦した私のエピソードをお届けしようと思います!

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