#6 婚活、遠距離恋愛のコストについて。一回のデートに10万円!ナースのお仕事④〜情報収集と称して馴れ初め話を聞く〜
対象の人となりを知り、背景を理解して看護介入に繋げるということを生業にしているのですが。
あくまでも建前。
これは完全に私ふみさーどの趣味、という自覚があります。
実は私、情報収集しているふりをしてよそのカップルの馴れ初め話を聞くことが大好きなのです。
1.愛妻家の眼科患者さんの場合。
前回のナースのお仕事③の、続きになります。
素敵な奥さまといかに知り合われたのかと興味が湧きまして。
鼻息荒く、遠慮なくごいごい聞きます(点眼の合間に時間があった)。
照れながらも話し始めた、現役時代は陸上自衛官だったという彼はゆくゆく地元に帰りたいということで。
地元の方のつてで後の奥さまになる女性を紹介してもらった。
お見合いです。
で、当時は北海道に赴任されていたので移動手段は飛行機。
泊まりがけなのでもちろんホテルをとります。
旅費、宿泊費、食事、もろもろ。
「ジャンボジェットに乗って移動して、一回のデートに10万円くらいかかった。全部自分持ち。それが何回かあって結婚した」
ふみ「10万円」
2.コスト意識でものを考えてしまう癖。
一回のデートにかかる相場からしたら、ややお高い気もします。
ですが、お見合いですとこの人、と目の前にいる相手との関係性をどうやって深めていくかに費やせます(よね?)。
この人にしようか、それともこっちの人にしようかといろんな人に会ってみるプロセスのある結婚相談所での婚活や、アプリ、街コン、合コンよりも、コスパ良さそうと独身の方は思う方多そうですけど(あくまでもイメージ)。
結婚をコストで考えるって、どうなん。
とも思う。
3.遠距離の末に結婚されたという方も、聞けばちらほら。
旅行雑誌を広げていた女性患者さん。
治療が落ち着いたら、ご主人と旅行するのを楽しみにしていてプランを練っていると。
癖が出ましてまた馴れ初めを聞きますと、お見合いで知り合い、北海道に5回ほど会いに行って結婚。
新婚生活は北海道で過ごしたそう。
きらきらした笑顔で
「北海道は良かったよー」
ちなみにふみさーどは北の大地の生まれです。
思い出もないくらい幼少の頃しか居なかったらしいので、思い入れもそんなに、というのが正直なところ。
この方にとってよっぽど楽しくて、いい思い出がある土地だったのだなあと羨ましく思えます。
生まれた土地をよく言ってもらえるのっていいですね。
ほとんど住んでないけど。
あの眼科患者さんの奥さまか?と思いきや、ご主人は航空自衛官で、退官後はビルのメンテナンスのお仕事をそれていて、お休みもあるのでゆっくりと旅行できるようになったと。
世間が狭まったのかと思ったけど、そもそも苗字が違った。
そして逆に、奥様の方の地元に帰って生活されている。
おうちの事情は様々です。
4.デートにかかるコストを気持ちに換算すると。
遠距離恋愛をしてうまくいった例を二つ、あげてみました。
一回のデートに10万円かけて臨む、そんな意気込みで会っていた人と末永く仲良く暮らしていけている。
そして幸せそうで周りにも夢を与えてくれる。
素敵。
という視点で見てみると、よくあるCMのプライスレス、という言葉そのものの気がします。
お金をかけた分、思い入れも深まるのか?
同年代や、もっと若い女性同士の恋バナも好きですが、長年連れ添った仲の良いご夫婦の話を聞いて、学ぶことは多々あるなと思います。
そして皆さん、とても優しい顔で話をされているんですよね。
そんな風になりたい。
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