手記#11 華雪(4)
こんにちは。
なるせ ふみ です。
華雪もとうとう第4回になりました。
長いですね。
予告通り、今回は【憑依水晶機巧】の戦術について触れます。
1.憑依シンクロによって出ばなを挫く
第1回で紹介したように、相手ターンに「憑依連携」で表側カードを破壊、「グリオンガンド」で相手モンスター3枚を除外し、アドバンテージに差をつけます。
そこで相手が止まってくれたらこっちが有利、止まらなくても被害甚大ですし、「グリオンガンド」「デーモン・リーパー」の効果をそれぞれ発動できれば、リカバリーは十分可能です。
2.破壊と特殊召喚の連鎖
このデッキの真髄。効果破壊を引き金にして、「憑依解放」の特殊召喚連鎖コンボを狙います。「サルファフナー」「スクラップ・ラプター」各①効果により、自身を破壊することで、「憑依解放」の効果で守備力1500の魔法使い族モンスターをデッキから特殊召喚します。
「サルファフナー」であればさらに「水晶機巧」モンスターを呼び出すことができ、「スクラップ・ラプター」であれば効果で「リサイクラー」を加えて展開をブーストすることができます。
ここで呼び出す筆頭は「絶火の大賢者ゾロア」です。
前述した「憑依連携」→「グリオンガンド」のコンボが成功していれば、墓地には「憑依装着」モンスターが存在しているはず。自身の効果で「マギストス」を装備すれば、墓地の「憑依装着」モンスターを特殊召喚でき、モンスターの頭数を増やすことが可能です。
3.シンクロモンスター主体で戦う
現状のEXデッキは、第2回で紹介した通りになります。Sモンスター主体で、状況に応じて適切なSモンスターを選ぶところは、今まで紹介した【水晶機巧】デッキと同じです。
ここでイチオシしたいSモンスターが「飢鰐竜アーケティス」です。
前述のように「ゾロア」をフィールドに呼び出した場合、「デーモン・リーパー」以外の「憑依覚醒」と名の付いたモンスターを特殊召喚する機会があります。この場合、レベル4チューナーとレベル5のチューナー以外のモンスターとでS召喚可能です。加えて、「憑依覚醒」と名の付いたモンスターの効果で「憑依」魔法・罠を手札に加えつつ、「アーケティス」の効果でドローも狙えます。手札0枚からスタートした場合には攻撃力2000、途中に「憑依覚醒-ガギゴバイト」を挟んでドローできた場合には攻撃力2500が保証でき、アタッカーとして有用です。
さらに、「アーケティス」にはフィールドのカードを対象に取り破壊する効果があります。相手のカードを破壊して妨害するのもよいですが、このデッキでは自壊も立派な選択の1つ。「強制脱出装置」等で手札に戻されそうな自身を敢えて破壊し、「憑依解放」の効果を発動することもできます(アドバンテージ差はかなり開きますが)。
4.状況に応じ、残りの「憑依覚醒」モンスターを展開
初動で「デーモン・リーパー」を使うのは確定事項として、他の「憑依覚醒」モンスターをどのように使うのか。
「ラセンリュウ」の役割は明確で、破壊や除外、対象を取る除去効果でカードを退かせない時に使います。「ガギゴバイト」は「水晶機巧」モンスターを使って特殊召喚しやすく、前述の通り「アーケティス」のS素材にすれば、手札増強を見込めます。
「大稲荷火」はフィニッシャーになり得るポジションで、効果ダメージで勝負を終わらせる時に使います。このデッキでは、永続魔法の「憑依覚醒」がある時でも最高攻撃力は4000が限度。それを上回る攻撃力を持つモンスターを相手が出してきた時には、「大稲荷火」の効果で相手の虚を突いて勝ちにいきましょう。
さて、今回はここでおしまいです。
次回は華雪第5回。
次回で、【憑依水晶機巧】に関する記事は終わりにしようと思います。
本当は書きたいこといっぱいあるけど、新型の【水晶機巧】についても書かなきゃだし、書きすぎると収拾つかなくなるし.。
最後は、このデッキにかける思いを形にしてきれいに締めましょう。
では。
したっけ、またね!