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韓国釜山に出張して気づいたこと
売れる工夫は「お客様目線」で考えること
今回は「売れる工夫」について考えた際の気づきをまとめてみました。
まずはお客様の声に耳を傾けることが大事
商品やサービスを提供する際、「どんな目的を持ったお客様に必要とされているのか」を明確にし、その声に寄り添うことが重要だと感じています。
特に現代では、 お客様自身のリアルな声 を知るためのツールが豊富にあります。これを活用することで、ニーズを正確に把握することが可能です。
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例えば、先日韓国へ出張に行った際、地元で人気の「オリーブヤング(通称オリヤン)」という店舗でコスメを購入しました。オリーブヤングは韓国国内に数千店舗を展開するヘルス&ビューティーケアのドラッグストアで、韓国女性の生活に欠かせない存在です。スキンケア商品からメイクアップ用品、健康食品まで、幅広い品揃えを誇り、最新のトレンド商品もいち早く手に入るため、地元の人々だけでなく日本人観光客にも絶大な支持を得ています。では、 なぜここまで日本人に支持されるのか 。帰国後に弊社スタッフに聞いてみると、興味深い意見が返ってきました。
「今の検索はInstagram」
弊社スタッフが教えてくれたのは、コスメやライフスタイル関連の商品を探すとき、Google検索や従来のSEOに頼るのではなく、Instagramを利用するという方法です。
理由は「リアルで信頼できる情報が集まるから」。
具体的には、以下のような特徴がInstagram検索にあるそうです:
• 商品を実際に使ったレビューや変化を「経過」として見ることができる。
• 広告のような加工された情報ではなく、リアルな体験談が共有されている。
• 写真や動画を通じて、商品の使い方や雰囲気を視覚的に確認できる。
つまり、 「体験を共有する文化」 が信頼感を生み出し、購買意欲につながっています。
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「昔のSEO対策では通用しない」
従来、SEO対策や検索エンジンの最適化は集客の基本でした。
しかし現在では、こうした方法だけでは十分な効果を得られなくなっていると感じます。
特に若い世代は、InstagramやTikTokなどのSNSを「検索エンジン」として活用し、そこから情報を得ています。
SEOや従来型の検索では得られない、 「リアルなユーザー体験」 に基づいた情報が求められているのです。
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「お客様の声を聞く」ことの重要性
今回の話を通じて、「自分目線ではなく、お客様目線で考える」ことの重要性を再認識しました。
特に、自分の経験や固定観念に頼るだけではなく、 「お客様が本当に必要としているものは何か」を理解する姿勢 が求められます。
目的を持った商品を、必要としているお客様に届けるためには、その商品を通じてどんな価値や体験を提供できるのかをきちんと考えることが必要です。
そのためには、お客様の声を徹底的に聞き、それをもとにしたアプローチを心がけたいと感じました。
まとめ
今回の気づきから、「売れる工夫」とは、 お客様のリアルな声に寄り添い、目的に合った商品を届けること だと感じました。
SNSを活用したマーケティングや、お客様が共感できる体験を提供する工夫を進めることが、これからの時代に求められるのではないでしょうか。
商品やサービスを届ける際には、お客様の立場に立ち、「どんな目的で商品を求めているのか」を丁寧に考えてみましょう。
それが、信頼感につながり、ひいてはお互いに満足のいく結果を生み出す鍵になると信じています。
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