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AI文章自動生成ツール"Catchy"の存在はライターにとって脅威になるのか

すでに、登録者数1万人を突破するAIコピーライティングCatchyは、2022年6月30日にリリースしてすぐ会員登録者数が1800人を突破したことで話題になりました。
今後さらに、多くのユーザーが手放せないものとなるでしょう。

この記事の更新日2022/10/24         この記事の文字数3,130字      約5分で読めます  


このようなAI自動生成ツールの発展は、ライターや広告代理店などに限らず様々な分野・業界に影響を与え、誰もが免れない脅威となるのも事実です。

大切なのは、それを踏まえて準備や行動を始めているかどうかではないでしょうか。

また、このような将来的に大きな需要が見込めるプラットフォームはますます増えていくと予想できます。

Catchyを簡潔に説明すると

Catchyトップページ

社名:株式会社デジタルレシピ
代表:伊藤新之介氏
創業:2018年2月

会社名の由来は、料理レシピのように、デジタルの世界で、その通りに作れば、誰でも簡単に成果を出せるレシピを作るという思いから名付けた。

Catchyをよく知らない方のために、わかりやすく説明します。
Catchyとは、2020年7月にイーロンマスクなど複数の投資家により設立されたアメリカのOpenAI社が開発したGPT-3というシステムを活用した、文章自動生成プラットフォームです。

高性能な自然言語処理モデルであるGPT-3は、記事の執筆サービスや、広告テキスト生成サービスに人気があり、ABテストツールVWOによる人間とGPT-3を対戦させたWeb広告パフォーマンステストで、7戦3勝1敗3引き分けで人間を凌駕する成果を出すなど、高い文章生成技術が評価されています。

Catchyのユーザーの多くは、キャッチコピーや商品説明文といったコピーライティング用途として利用しているようです。

しかし、それだけではなく、SNS投稿や広告、困ったときのLINE例文やブログなど、個人利用まで幅広く網羅している点に人気を集める理由がありそうです。

そのCatchyを使って、どんな記事が生成できるのでしょうか。


短文:AIが文章作成する時代において人間に求められること
文章の雰囲気:丁寧

上記の設定をして、短文から文章を生成するメニューを使用した場合。
わずか、1分ほどで以下のような仕上がりになりました。

AIが文章を書く時代に、人間に何が求められているのか、それは単純な答えのない問いです。
AI技術の発展と高度化が進めば、この問いに対する答えもより複雑になっていくでしょう。
しかし、今のところ、人間がAI技術に積極的に関わるべきだというのが一般的な意見です。
つまり、人間は時間をかけてAI技術とその能力、そしてその限界について学ぶべきです。
さらに、人間は、AI技術がもたらす潜在的な影響について、ポジティブなものもネガティブなものも含めて認識しておく必要があります。

最後に、人間は、AI技術が最終的には人間のコントロール下にあることを常に念頭に置き、責任ある倫理的な方法でAI技術を使用する必要があります。

接続詞の使い方や文章全体のまとまりからすると、AIが生成した文章をそのまま使用しても違和感のないレベルです。
この文章を生成するために使用した短文は25文字ですが、さらに詰めた原文であれば、より精巧な記事になるでしょう。


TikTok 用のコンテンツアイデアを生成

まず、動画のテーマを決めます。
今回は「手つかずの無人島でサバイバル」と設定しました。
すると、

自然環境下でのテントの設営方法。
自然環境下での火のおこし方。
自然環境下での食料と水の見つけ方。

さらに詳しく知りたい場合は、検索結果下の【さらに作成する】をクリックします。

動画コンテンツのアイディアに困ったら、"まずはCatchyで探してみる"という方法もありますね。


職務経験を簡単に入力して自己PRを生成

自己PR文やポートフォリオの作成は時間がかかるものです。
それを、「ワンクリックでできたら・・」と思ったことがあるのは、私だけではないはず。それを実現したのが、Catchyの自己分析メニュー。

以下の自己PR文は、応募したい職種と簡単な職歴を入力するだけで待たずに完成しました。

関係者の皆様へ

この度、起業家コンサルタントの募集に応募させていただきます。
私は、中小企業経営に10年以上の経験があり、一流ビジネススクールでMBAを取得しています。また、FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格も持っており、プログラミングの経験も豊富です。

私は、スタートアップ企業の成長に成功した実績があります。これまで多くのベンチャー企業を東証一部上場にまで成長させることに成功しました。
御社の成長と成功のために、貴重な見識と指導を提供できるものと確信しています。

お時間をいただき、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

敬具

[あなたの名前]

入力から仕上がりまでに費やした時間は5分ほどです。

いくつかのパターンをテンプレートしておけば、応募時の労力の軽減になるだけでなく、ビジネスマナーも対応しているので評価も上がりそうですね。


LINEで相手へのメッセージに困った時にも使える

相手をピリつかせないお願いLINEを生成する場合。
お願いする相手と、お願いの内容を入力すると、以下のように簡単に例文が仕上がります。

こんにちは、お母さん。

元気でやってるかな。起業して10億円稼いだので、大学を辞めたことを許してください。

ありがとうございます。

あなたの息子

🙇♂️

私は男性ではないので、息子ではないですが(起業=男性と認識するのか?)このような結果でした。



AIと共存するライターになろう


ここまでに紹介したのはCatchyのほんの一部の機能です。
今後、さらに精密性が上がり、機能の拡充もされていくでしょう。

そして、AIライティングの時代に人間に求められることは、その変化に対応して自己の能力を発揮することによってコンテンツを完成させることです。

想像をはるかに超えるスピードで、進化を続けるAIの技術によって、文章そのものの定義や書き方も変わっていくでしょう。
例えば、執筆の調査や計画段階だけでなく、編集や推敲のプロセスにもAIが活用されていくはずです。

今まで、必死だったSEO対策から、AI対策に転向しつつ「AIができないこと」に着目したコンテンツをどんな手段で発信していくのか。そういったスキルが求められます。

つまり、検索上位になるためのプロセスから見直すべき時が来ていると言えます。

近い将来、AIができないことに特化した記事やライターに人気が集まり、そうでなければ淘汰されていくでしょう。またそれは、Web3到来に係る逆らえない時代の流れでもあります。

そのため、私たち人間がこのような変化に柔軟に対応し、自分のスキルを使ってライティングプロセスを補完できるようにすることが重要なのです。

結論になりますが、言語がある限りライターの仕事が無くなることはないでしょう。しかし、容赦ない切り捨ての中で、生き残るための覚悟が必要ということです。

現段階においても早、読むこと自体が嫌われてしまい、文章だけで伝わり合う人口は、そもそも非常にニッチな層でしかないのです。
いま世界を牽引しているのは、YouTubeやTikTokのような言語を必要としない観ているだけで伝わるコンテンツです。

しかし逆に、それに負けないwebライティングモデルを装備して、web上で独自の地位を確立して発信できれば、恐れることはなにもないのです。

私は、"書くことが自己表現"として生きているので、時代や形が変わっても、老後になっても、体力が続く限り書き続けます。



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