AI文章自動生成ツール"Catchy"の存在はライターにとって脅威になるのか
このようなAI自動生成ツールの発展は、ライターや広告代理店などに限らず様々な分野・業界に影響を与え、誰もが免れない脅威となるのも事実です。
大切なのは、それを踏まえて準備や行動を始めているかどうかではないでしょうか。
また、このような将来的に大きな需要が見込めるプラットフォームはますます増えていくと予想できます。
Catchyを簡潔に説明すると
Catchyをよく知らない方のために、わかりやすく説明します。
Catchyとは、2020年7月にイーロンマスクなど複数の投資家により設立されたアメリカのOpenAI社が開発したGPT-3というシステムを活用した、文章自動生成プラットフォームです。
高性能な自然言語処理モデルであるGPT-3は、記事の執筆サービスや、広告テキスト生成サービスに人気があり、ABテストツールVWOによる人間とGPT-3を対戦させたWeb広告パフォーマンステストで、7戦3勝1敗3引き分けで人間を凌駕する成果を出すなど、高い文章生成技術が評価されています。
Catchyのユーザーの多くは、キャッチコピーや商品説明文といったコピーライティング用途として利用しているようです。
しかし、それだけではなく、SNS投稿や広告、困ったときのLINE例文やブログなど、個人利用まで幅広く網羅している点に人気を集める理由がありそうです。
そのCatchyを使って、どんな記事が生成できるのでしょうか。
短文:AIが文章作成する時代において人間に求められること
文章の雰囲気:丁寧
上記の設定をして、短文から文章を生成するメニューを使用した場合。
わずか、1分ほどで以下のような仕上がりになりました。
接続詞の使い方や文章全体のまとまりからすると、AIが生成した文章をそのまま使用しても違和感のないレベルです。
この文章を生成するために使用した短文は25文字ですが、さらに詰めた原文であれば、より精巧な記事になるでしょう。
TikTok 用のコンテンツアイデアを生成
まず、動画のテーマを決めます。
今回は「手つかずの無人島でサバイバル」と設定しました。
すると、
さらに詳しく知りたい場合は、検索結果下の【さらに作成する】をクリックします。
動画コンテンツのアイディアに困ったら、"まずはCatchyで探してみる"という方法もありますね。
職務経験を簡単に入力して自己PRを生成
自己PR文やポートフォリオの作成は時間がかかるものです。
それを、「ワンクリックでできたら・・」と思ったことがあるのは、私だけではないはず。それを実現したのが、Catchyの自己分析メニュー。
以下の自己PR文は、応募したい職種と簡単な職歴を入力するだけで待たずに完成しました。
入力から仕上がりまでに費やした時間は5分ほどです。
いくつかのパターンをテンプレートしておけば、応募時の労力の軽減になるだけでなく、ビジネスマナーも対応しているので評価も上がりそうですね。
LINEで相手へのメッセージに困った時にも使える
相手をピリつかせないお願いLINEを生成する場合。
お願いする相手と、お願いの内容を入力すると、以下のように簡単に例文が仕上がります。
私は男性ではないので、息子ではないですが(起業=男性と認識するのか?)このような結果でした。
AIと共存するライターになろう
ここまでに紹介したのはCatchyのほんの一部の機能です。
今後、さらに精密性が上がり、機能の拡充もされていくでしょう。
そして、AIライティングの時代に人間に求められることは、その変化に対応して自己の能力を発揮することによってコンテンツを完成させることです。
想像をはるかに超えるスピードで、進化を続けるAIの技術によって、文章そのものの定義や書き方も変わっていくでしょう。
例えば、執筆の調査や計画段階だけでなく、編集や推敲のプロセスにもAIが活用されていくはずです。
今まで、必死だったSEO対策から、AI対策に転向しつつ「AIができないこと」に着目したコンテンツをどんな手段で発信していくのか。そういったスキルが求められます。
つまり、検索上位になるためのプロセスから見直すべき時が来ていると言えます。
近い将来、AIができないことに特化した記事やライターに人気が集まり、そうでなければ淘汰されていくでしょう。またそれは、Web3到来に係る逆らえない時代の流れでもあります。
そのため、私たち人間がこのような変化に柔軟に対応し、自分のスキルを使ってライティングプロセスを補完できるようにすることが重要なのです。
結論になりますが、言語がある限りライターの仕事が無くなることはないでしょう。しかし、容赦ない切り捨ての中で、生き残るための覚悟が必要ということです。
現段階においても早、読むこと自体が嫌われてしまい、文章だけで伝わり合う人口は、そもそも非常にニッチな層でしかないのです。
いま世界を牽引しているのは、YouTubeやTikTokのような言語を必要としない観ているだけで伝わるコンテンツです。
しかし逆に、それに負けないwebライティングモデルを装備して、web上で独自の地位を確立して発信できれば、恐れることはなにもないのです。
私は、"書くことが自己表現"として生きているので、時代や形が変わっても、老後になっても、体力が続く限り書き続けます。
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