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茶道にまつわること

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2021年4月の記事一覧

「吉野山の桜」を観てよみがえった民俗舞踊発表会のこと

「吉野山の桜」を観てよみがえった民俗舞踊発表会のこと

昨日夕方、録画していた情熱大陸(4月4日放送)「吉野山 桜守」の回を観ながら、「あ、そうだった」と思い出したことが。

昨日上げた記事「着物(和服)をひとりで着られるようになるまでの道のり」で、

茶道を習い始める前。

着物を着たのは、成人式の振袖と、いとこの結婚式に母があつらえてくれた着物を着たくらい。どちらも、美容院で着付けをしてもらった。

と書いたのだけれど。

もとい、学生時代、着物を

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着物(和服)をひとりで着られるようになるまでの道のり

着物(和服)をひとりで着られるようになるまでの道のり

「お着物がとても素敵ですねー!ご自分で着られていると、先生から聞いたのですが、教室に通われたのですか?」

先日、通う茶道稽古場に見学にこられた新しいお弟子さんに、このような質問をいただいた。

それを機に、茶道を習い始めて、自分で着物を着られるようになるまでのあれやこれやの道のりを思い出したので、書き留めておこうと思う。



茶道を習い始める前。

着物を着たのは、成人式の振袖と、いとこの結

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「NP-Nobody's Perfect-」という子育て支援プログラムが、稽古再開の背中を押してくれた話

「NP-Nobody's Perfect-」という子育て支援プログラムが、稽古再開の背中を押してくれた話

ここ数日、茶道(稽古)にまつわることを書いたり考えたりしている中で、第一子の産後、稽古再開を見通せなかった時期のこと、そこから再開にいたるまでのことを、思い出していた。



約10年前、第一子を無事に出産して、約1年後のこと。

息子を連れて、よく通っていた「親子ひろば」で見かけたある講座の案内が、気になった。

講座の名前は、

「NP ーNobody's Perfect(完ぺきな親なんてい

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新しいお弟子さんに茶道入門時の初心をみる

新しいお弟子さんに茶道入門時の初心をみる

その日は、朝から少しドキドキとワクワクがあり、いつもより1時間ほど早く目が覚めた。

前回の茶道稽古時に、「次回、新しい方が見学に来られます。よろしくお願いします。」と先生から、お話があった。

私が通う茶道教室は、表千家教授者である先生が、ご自宅に設けた茶室で行われているのだが、教室の案内を表立っては、出されていない。ホームページ等も作られていない。今後も、作るつもりはないとのこと。

このため

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茶道教室(稽古場)/おすすめの探しかた(表千家)

茶道教室(稽古場)/おすすめの探しかた(表千家)

茶道に興味があるのだけれど、教室(稽古場)や先生をどうやって探したらいいのか分からないーーーという方に向けて、自分の経験を踏まえて、ご紹介したい。

身近に茶道をやっている人がいる、とか、親戚で茶道を教えている人がいるとか、何かしらのご縁があるのであれば、まずはそちらの門を叩いてみるのも、一案と思う。

20代後半の当時、私は、「茶道を習う」と決めたはよいものの、「稽古場の探し方」が、分からなかっ

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山椒の花に寄せて

山椒の花に寄せて

いつも歩く小川沿いから、分かれた小道へ入ってみると、黄色い花の蕾をつけた木をみつける。

この葉はみたことがあるような。

あ、もしかして、山椒?

葉を少し、ちぎってみる。・・・山椒のい~い香り!

調べてみると、山椒には雄株と雌株とがあるらしい(上の写真は雄株)。

先月、茶道具屋さんで、出袱紗(だしぶくさ)に、と100種近い裂(きれ)を2周ほどみて、選んだ裂が、「山椒緞子(さんしょうどんす)

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セレンディピティと茶花(ちゃばな)

セレンディピティと茶花(ちゃばな)

日に日に、日が長くなってきた。

昨日の朝。珍しく、少し早めに目が覚めたので、久しぶりに、朝7時台に歩きに行く(寒い時期は、気温が上がってくる11時台に歩く日が多かった)。

いつも歩く小川沿いの道をいくと、初めてみる花に、目がとまる。

白い花弁、黄色のおしべ。花の雰囲気はポピーにも少し似ているけれど、葉のかたちが違うようだ。

とりあえず、カメラにおさめておく。

そして今日、2週間ぶりの茶道

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