医師と結婚して離婚した話〜給料日に目がくらむ

印字に胸のときめきが止まらない

引っ越しと入籍は滞りなく終わり、しばらくしていよいよ運命の給料日👛



それまで、年収や給料のことについて一切聞いたことがなかったので、その日の朝は
はち切れそうな好奇心と期待感で、
異様なテンションだったと思う。




朝イチでATMに駆け込み、記帳を行う。



ジジジジジジッ…
という、印字の音にわくわくが止まらない🧡




通帳を覗き込むと



いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、…¥¥¥




うっひょぉぉおおお!!!!!🤩🤩🤩




こんな印字、見たことない🤩




ちょっと待って
ちょっとまって。
一旦落ち着こう。



6月。
梅雨の合間の青空を仰いだ。
忘れもしないあの瞬間。

あぁ、神様…ありがとう…



その日は一日中こんな顔になっていたと思う。

私の人生、これで安泰なんだわ。
(ところがどっこい、そんなわけなかった)

クレジットカード使用を強制

元夫が帰宅し、夕食をとっていた時も、多分彼のことをこんな顔で見ていたに違いない。

いつまでも元気で働いてね❤️
(↑悪女でしかない)



「今日、給料印字したけどさ。すごいね、あんな貰うの？」


「おん。」(うん、と言っている)


「私がもらってた給料の◯倍だよ。」


「おん。」


「いやー、びっくりした。」


「あ、そういえば。今度から買い物する時、全部クレジットカードでやって？」


「え？なんで？」


「ポイントが貯まるし、何処で何に使ったか履歴残るからさ。」


えー………。

まー、いっか、なんか面倒くさいけど。


妙な予感がしたが、大黒柱がそう言うので仕方ない。



ちなみに。


普通に生活している分には、勝手に貯金額が増える。
一年経つと、高級車が買える額になり、2〜3年も経てば、いい家が買えるほどの貯金額になる。


それに多額のボーナスまできっちり出るため、旅行だって行き放題だ✈️



その試算をした時には、思わず元夫の背中に向かって手を合わせて拝んだ🙏

カードの明細チェック

しばらくすると、カード会社から明細が郵送されてきた。



仕事から帰り、開封する元夫。

ちょいちょい🫳))
と、招集がかかり。




ひとつずつ、何処で何を買ったのか説明せよと言う😱😱




食費、日用品、化粧品、服、ガソリン代……




私個人のものに関しては、どんな服を買ったのか、何の化粧品を買ったのか、目の前で説明しなければならなかった。




ある時。

「これ何？」と。
また説明を求められた。



「車が汚れていたから洗車した」




「はぁ！？洗車？何勝手なことしてんだよ‼️洗車なんか必要ない！こんなことに金使うな‼️」



…と、激怒。



とんでもなく汚れていた車を綺麗にして、むしろ喜ばれるかと思ったら、まさかの激怒。




しかも、洗車など必要ない？？




購入してから一度も洗車をしていなかったらしい…どうりで、ひどい汚れだったわけだ。



この頃から、経済的なことに関する異様な執着が見られ、数々のエピソードが生まれることになる。



つづく…


教訓
「結婚において、金銭面に関しての価値観の相違は要チェック事項」