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スキンケア化粧品開発時の私の理念


今日は弊社FORISAの新製品制作について
工場内で会議があるそうです。
企画書をチェックする打合せを
担当者様といたしました。

・界面活性剤に関する見解
・防腐剤や保存料などに関する見解
・宗教や敏感肌、航空輸送(輸出)まで見通した成分配合(禁忌事項)の再確認


担当者様からの質問攻め。
私の口から出てきた答えは
キーワードのように毎回同じでした。

・自分が何を大切にしてるのか?
・譲れないものは何か?
・妥協できる点は何か?

が、はっきりしました。

心の中で眠らせておくよりも
言葉に出すっていいですね。


私が一番大切にしていることは

『お肌への安全性』

化粧品化学の技術の進歩で
昔は悪者だった成分が
安全性の高いものになっています。


界面活性剤も全てが『悪』ではない。
(100%油以外、水と油を混ぜるには何かしらの界面活性剤成分が必要です。)


寒いNYでの化粧品営業の経験や
高温多湿の香港での生活で
過酷な環境における化粧品の品質保持が
いかに大切かも身をもって体験しています。


PR重視で『無添加』を謳うのも
ビジネスとして良いかもしれませんが、
弊社は『安全性』を重視したいのです。


その為にはしっかりと保存料も入れます。
でもそれは
『お客様のお肌第一優先』
という譲れないポリシーが大前提です。


お肌に出来るだけ負担をかけず
品質管理が行える保存料の選別は
工場の化学者の方にかかっています。


私は化学者に方と実際にお会いして
お人柄や理念の擦り合わせをしているので
信頼してお任せができます。


次に大事にしていることは
薬機法の関係で言語化が難しいのですが…

『実感』です。


FORISAのLF-I クリームを塗った翌朝
顔を洗った時にびっくりした!

使っていくうちに
シミが!シワが!ほうれい線が!
(ここまで書いても大丈夫かしら?)

とご好評いただいているように
お客様が『実感』出来るような
美容成分の配合です。


私が試作品を作っていただく前に
「ザックリで構わないので
早くお見積をください」と言う理由は

予算ギリギリまで
美容成分を濃く配合したいからです。


世の中には
素晴らしい化粧品がたくさんあります。
尊敬する化粧品会社もいくつかあります。


全成分公開という法律によって
化粧品を販売する会社は
成分を全て公開しますが(医薬部外品を除く)
成分のパーセンテージまではわかりません。


経営者はそこで
「予算をどこに費やすか?」
決断を迫られます。

・「PR等の宣伝重視」にするのか?
・「削れる部分は削って成分重視」にするのか?
・「利益重視」にするのか?


「せっかくのいい商品でも
人が知らなければ存在しないのと同然」
と聞いたことがあります。


なので
PRに力を入れようと思ったのですが
いい成分に出逢う度に
お客様の驚いた顔や喜びに満ちあふれた顔が目に浮かび
ついつい上限まで成分に予算を費やしてしまうのですね。


経営が成り立たないと
今後FORISAを作れません。
わかってはいても
いいものを作りたい情熱を抑えられません。
私は経営者失格かもしれませんね。


人によって肌質が違うので
合う合わないはどうしても出てしまうとは思いますが
私の理念に共感していただける人に
FORISAをお届けしたいと思っています。

(原文:2019年5月10日記)