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娘の卒業に思うこと

娘が高校を卒業しました。

中学からの6年間を過ごした学校でした。

とにかく自主性を重んじる学校で、本当にうちの子がやっていけるのかと不安でしたが、それでも娘が自分で選んで進んだ学校でした。

小学校までは何となく窮屈そうで、常に誰かに遠慮して・・
目立たない、主張しない、そんな子でした。
そんな姿を見ている私もなんだかずっとモヤモヤしていました。

こんなにも楽しそうな顔は、正直今まで見たことがありませんでした。
環境で人は変わるって言うけれど、子供のその変化は大人の何倍もあるのかもしれません。

毎日楽しい。友達が好き。先生が好き。学校が好き。

お友達にも先生にも恵まれて、明るく積極的な性格に目に見えて変わっていきました。自分の意見を言える強さも持てました。
本当にありがたいです。
これ以上望んだら罰が当たる。(いや、細かいことを言えば望むことはたくさんありますけどね。)

このコロナ禍で、卒業式は行われるのか。
行われても保護者抜きの卒業式だとよく耳にしました。
けれどありがたい事に、卒業式も祝賀会も開かれ、各家庭1名のみ列席する事が許されました。
いろんな制約がある中でのお式でしたが、そんな事を気にもしない子供たちは本当に楽しそうでした。
しんみり涙する、というよりは全力で楽しんでる。
そんな姿を見ることが出来たことが何よりうれしい事でした。

高校2年、3年とコロナ禍で過ごしてきた子供たちにとっては、卒業式も祝賀会も行うことが出来たことがすべてなんでしょう。
2年連続で体育祭、文化祭など、コロナ禍で開催するための条件を考え、感染対策を実行し、作りあげてきた子供たちです。
この環境でどうやって楽しむかを知っているんですね。
JKの順応力恐るべし!!
もちろんそれを見守ってくださった先生方の懐の深さにも脱帽です。

私自身、なんの思い入れもない高校生活、なんなら何の記憶もない時間を過ごし、学校なんてそんなもんだと長年思ってきました。
娘を通して、私も改めて楽しい学校生活を送らせてもらったような気がします。こんな世界を見せてくれた娘に感謝です。
こんなに素敵な学校に連れてきてくれて、ありがとう。

いつか直接言う日が来るかどうかはわかりませんが、今あなたに思うこと。

私が想像も出来ない世界へ次々と進んでいってしまう視界の広さと努力は、人として尊敬してます。
もちろん若いからこそ持つ選択肢の多さと怖いもの知らずな行動力はありますが、私が目を塞いで見ようとさえしなかった世界です。
これから、あなたの目を通して私にどんな世界を見せてくれるのか本当に楽しみです。
思い通りになる事ばかりではないでしょうけど、明るい未来を期待しています。

がんばれ!

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