日本から来ました。
「私は日本から来ました」を何度言っただろう。
それを言うのが好き。
旅立ちは少し遅れて、駆け込みワーホリだけど
20代に日本の食、文化、世界観、歴史を学んでから海外にきて、本当に良かった。
海外に出てから日本を知ってもいいし
日本を知ってから海外に出てもいい。
どちらでもいいけど、どのみち、自分の成り立ちを理解しておく事はどこかのタイミングで必要と思う。
今一緒に住んでる皆んなが大好きな豆腐。
ドイツ、イングランド、オーストラリア、カナダこんな多国籍なシェアハウスの、皆んなが好き。
「豆腐作れるよ!」と言った時のリアクションは本当に嬉しかった。
豆乳とにがりを混ぜて蒸す。
木綿豆腐の硬いものではないけど、とてもシンプルなんだ。
にがりって何?!と聞かれて英語で説明できず精一杯のジェスチャーでにがりを説明した。
3年前くらいにパーマカルチャー仲間の皆と「塩づくり合宿」に参加してた経験が、にがりを自信持って説明できた。
どれだけの人がにがりを説明できるだろう?
どれだけの人が原材料からの作り方を知っているだろ。
醤油、味噌、味醂、酢、豆腐、納豆、麹、、
経験はなによりの自信。
それを好きだと言ってくれる世界中のひとたちに自信を持って日本を紹介する事ができる。
「これは日本の食べ物です」と言った時
「どうやって作るの?」「何で出来てるの?」と聞かれた時に、どう表現するかで、そのもののイメージや愛着もまた変わると思う。
今日の豆腐づくりで、透明の汁がでてきた。
これはプロテインがたくさん。
回し飲みして「うん!おいしい!」と捨てずにとっておく。
味噌作りで大豆を混ぜる時の茹で汁も、味噌汁にしたり、ご飯を炊いたりもできる。無駄のない日本文化。日本人は残り物のアレンジも上手。
ああ話がそれちゃった。
とにかく今日みんなで経験した豆腐作りは(パーフェクトじゃ無いけど)、豆腐への愛着も増したし、作れることも分かったし、計算ができなくてワイワイして楽しい豆腐作りでした。
あぁ、豆腐の楽しかった話をしたいんじゃない、話がそれちゃった。
日本の素晴らしい文化を知っているだけで、海外生活に自信がもてる。
それは、自分のルーツに自信がある、自分に自信があるのと同じ事だ。