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日本から学ぶ子ども教育 Candlebark 4

【自由と社会性】

キャンドルバーグは最年少で5歳から通っている。
自己主張も多くあり、言いたい事も止められない年頃。子どもらしい素直さが見て取れる。

先生を見ていて感じたのは、
1人の意見を最後まで聞き、みんなにも聞かせる時間を作っている事。

「言いたい事がある時は手をあげる」を徹底している。人が話しているなら聞く。

興奮していれば、落ち着くようシンギングボウルで音を鳴らす。この音を聞いている間は、子どもたちは目を瞑り、呼吸を整える。

キャンドルバーグは、子どもの「やってみたい」になるだけYESという。

**自己を育てる自由度も高い分、他者との関係作りや協調性のバランスも大切。それによって、自己がさらに育てられる。 **

1クラスで10人から15人という多すぎない人数が、自己主張を叶えられ、その後に他者に耳を傾け、質問や意見交換で人間関係を作っていく。
先生は、そのサポートをしている。

これらの前提には、受け身でなく参加しているという意識がある事。


私の小学校の道徳の時間を思い出した。
道徳の本のある物語を読んで、その内容について意見を出していく時間。
だれも手を挙げて意見を言わないから、授業が進まなくて、ほとんど私ともう2人くらいで授業を進めた気がする。
「正解がないから超簡単なのに、みんな、なにも思わないの?私が言っちゃうよ!」と思いながら手を挙げていた覚えがある。


キャンドルバーグは参加型の授業をしている。子どもたちは授業が好きなように感じる。

人数が多すぎないことや、意見交換の経験や、分からないことを考える時間や、失敗体験と成功体験をする時間が十分にあるのだろう。

それは先生という大人との関係作りの時間にもなっている。

算数、理科、英語、音楽、美術、と科目はあれども、カリキュラムに縛られていないので、最低限の範囲を行う必要があるのみ。
高学年の先生の授業を見ていても焦ってない。どんどん進めない。意見交換が多い。授業に参加するのに難しくないと感じた。

掃除の時間があるこの学校。

(公共の学校はないのか?オーストラリアの友だちにこの事を話したらCool!!と言っていたので、普通は無いのだと思った。見学に行こう)

年齢を混ぜ合わせたチーム編成で、3週間程度で場所を交代していく。

大きい子に教えてもらいながら、小さい子も役割をしっかり持っている。
この時間、なにもせずに遊んでいる子を見かけない。そして時間もそんなに長くない。
簡単な役割で、何をするべきかはっきりしている。


日本の学校でもそんなイメージがある。
1日の終わりに掃除をするのは当たり前。汚したら拭く、とか、落としたら拾うとか。
「来た時よりも綺麗にして帰る」というキャンプの時の教えは、日本人の風習だと感じている。

それの風習や教育は、間違ってないし進めていきたい。

以前この事について書いた記事⬇︎
https://note.mu/fumi2946/n/nf87e54af8e1f


戦後からものの時代になり、ものに溢れかえり、ゴミも増え、必要がなくなれば捨て汚れていった時代は、次に人々が必要としてるライフスタイルは「シンプル」。

ナチュラルなライフスタイルや、ミニマリストが大切にすることは「物を持たない事」だけじゃない。
好きなものや、事をはっきりさせる事が出来るのだと言っている。

しかも、潜在的なストレスや疲れが減り、集中力も増す。
ものを持たないでおくと、何が必要なのか実感できるので、必要のないものは買わない。これこそ「勿体無い」ことをしないエコな行動だ。しかも掃除が楽!

清潔を保つことは心の安心安全。快適。

好きなものを部屋中に集めて囲まれたら幸せだろう。
私は感覚では視覚優位なので、物によってストレスをいつのまにか感じていると気付いた時から、なるだけ何もない整った部屋づくりに挑戦している。

そんな生活スタイルは、実は日本はずっとやっている事。

上の記事にも書いてあるが、

畳んでスペースを作る、揃える、綺麗に掃除をする、しまう、使い直す、使い切る、持ちすぎない。
小さな国、小さな家で快適に暮らす知恵や技術。


キャンドルバーグの先生と子どもに、日本の学校の事を聞かれた。

先生:日本の学校も掃除するんでしょ?
Fumi:毎日するよ!
子ども:僕たちと一緒だね!


日本の学校の習慣を切り取れば、世界に認められているスタイルである事に誇りを持つことができる。何もおかしくない。

日本の教育や文化はかっこいい。

それなのに自己表現できず、孤独やプレッシャーを抱える子どもが増えているのなら、何をどうすればいいか?

まず、大人や先生に余裕がある事。
時間や選択の自由や対等な人間関係があること。先生に目的や夢がある事。

多くの先生がそうだろう。頑張ってる。夢や目的を持っているはず。
あと、公共の学校を大きく変えることは直ぐは難しいかも知れないけど変えたいなら諦めなくてもいい。
それ以外に直ぐできることは、子ども達へ第3のコミュニティを作ることもいいね
学校や学校の友だち、家族以外のコミュニティ。

安心で安全なコミュニティならば、どんどん力を発揮して、子供自身で道を見つけ出すことが出来る。
子どもの育つ力をもっと信頼して良い。もちろん大人も。

(いるかビレッジの自然学校。毎月1回、日曜に開催。これもひとつのコミュニティ)
http://chairukanoweb.wixsite.com/5555

#いるかビレッジ
#ちゃいるーかの森


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