全校集会の思い出どうだった?メンバーの一員を実感する時間 Candlebark 2


【自立を助ける全校集会】

キャンドルバーグの毎朝。
8:45に図書室に全生徒が集合し、生徒の1人がプレゼンテーションを行う。(水曜だけチェス大会)

プレゼン内容は「興味がある事」。

この日、彼は学校にいる鶏の種類や出身を発表。給食で食べている卵がどこから来ているのかを話している。

そのあと、質疑応答で、全校生徒から挙手がある。
子ども先生自身により、その時間をコントロールする。

中には流暢にプレゼン出来る子もいれば、ドギマギしながらする子もいる。

最後は大きな拍手で、必ず終える。

自分自身でネットや本で調べ、先生と一緒にパソコンを使って発表シートを作成する。

子どもにも先生にとってもエネルギーのいる一仕事だが、この成功体験は大きな経験になる。


自分の興味を表現する経験
自分の力で調べる経験
人前で発表する経験
質問に答え、人に受け入れられる経験
その空間を自身でコントロールする経験
大きな拍手で終わりを迎え、やり遂げる経験


多くの人前で発表する事や、質疑応答で挙手し、皆が自分の事を理解する事は「このメンバーの一員」を実感するいい機会。

しかも、そのあとみんなに伝えておきたい事を言うタイムみたいのがある。それは、先生も生徒も全員。


中には、
「右足を痛めてるから、、よろしく。」とか「明日は私の誕生日です」とか、マラソンやチェスのトップ3を紹介しお祝いする。先生の連絡事項もここで。

私も「今日は折り紙を持ってきたから、お昼時間に教えるよー」と言った時の子ども達のパァッとした表情のおかげで、「あ、繋がってる!」とメンバーの一員さを実感した。

(⬆︎最終日、全員で私のための集合写真)


私の子どものころの小学校の全校集会で、「質問や意見ありますか?」という問いに対して、シーンとして全然手が上がらずに終わるあの感じは、大人でも発表者の自信も失わせると思う。

お山座りで、おしゃべりせずに、綺麗に列を作って座っていても、「ただ時間を過ごしているだけ」ではそこに何も生まない。

私は校長先生の話は好きだったけど、受け身なのか参加しているのかで、その話の浸透さはもっと違う。

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