必ず助ける。
いるかビレッジの場の力を紹介したい。
私が、子どもたちと関わる上で特に育てていきたい力は
「この世はいいところだ」と思うこと。
著書『子どもが育つ魔法の言葉』
ドロシー・ロー・ノルト
https://www.php.co.jp/books/dr.php
親、家庭という言葉が多く使われているが、21世紀以降は、もっと大きなコミュニティで子どもたちを育てていくような気がする。
(この言葉だけを見ると、自分を責める親がいるような。私は、親や家庭や幼児期が全てとは思っていないし、それさえの人生も、その子が選んできた道。いつからでも人は変われるし、自分の思う人生を生きることが出来ると信じてる。)
ちょっとだけ私の大切な話をしたい。
私が、この世はいいところだと思ったのは子どもの頃。
今思うと、私は、街の人に育てられてきた。
例えばの話、父は市議会議員で、(↑写真の父かわいいinフィリピン孤児院)
「前田さんの娘さんね!」
「大きくなったね!」
「お父さんは立派よ〜」と知らない人からも、どこに行くにも、声をかけてもらっていた記憶がある。
町中は私の「居場所」。
多くの大人が、私の成長を喜んでくれていることが当たり前に感じていた。
そのおかげで、何かあったら助けてくれそうな大人の存在を未だになんとなく感じている。
大人になった今、その事に気付けた事は宝物。
いるかビレッジは多くの大人が出入りして、成長を共にする。
友だちのお母さん
おじいちゃんおばあちゃん
働くおじさん
遊びに来たお兄ちゃん
スタッフや近所の人
家族以外の者たちも、その子の存在が「YES」を、それぞれの表現で伝える。
頭を撫でたり、視線を送ったり、ただそこにいたり。時には叱られる事もある。
例え、評価されなくても、うまくいかなくても、その子の存在に「YES」を出している大人が近くにいるだけで「居場所」となる。
それは子どもだけでなく、大人にも。
「あたしにはいなかったな」と振り返るあなたがいたとしたら、どんな時にいないと思っただろう?誰かと比べていないか?そして今はどうだろう?
今、この世(あなたの人生も)を一緒に作ってる仲間は誰だろう?
まずは自分が自分の仲間であるだろうか?
自分の存在を、自分でYESを出してみて欲しい。
YESに気付くのは自分でしかできない。
私は、いるかビレッジの子どもたちが大きくなった時に
「どうにもならない!」
「助けて欲しい!」
と声があれば、
必ず助ける。応援する。
なんか始めるなら一緒やりたいし力になりたい。
1人の子どもに、家族以外の大人(第三者)が関わって育てているかということは
たくさんの資源や刺激を与えるだけじゃなく、違いを知るだけじゃなく、
その子の人生の仲間となる応援者がいるということに繋がる。
いるかビレッジのような場には、こういった目に見えない場の力がある。
大切なのは、それに気付いているということ。
同時に、私はいつもみんなに応援されて生きている。私の存在にYESをくれてありがとう。味方でいてくれてありがとう。