六等星の夜
今週はずっと雨だ。週間天気をみるたびに「晴れの日はないのか……」と調べてみたが、降水確率は60%を下回るようなところはなかった。
梅雨でも無いのに、こうも雨が降ると気持ちも後ろ向きになってしまう。
あの厚い雲の上は綺麗な星空なんやろうかと、ふと疑問に思った。
先週の日曜日、
最寄駅から自宅までの帰り道、空を見上げるとオリオン座が見えていた。
冬のこの時期になると毎年のように見える星である。
昔、教科書に書いてあった「一等星」と呼ばれるもので、肉眼で見える星で一番輝く星の一つであったことをふと思い出した。
「星の中で一番輝く才能をこの星は生まれ持っていたんだな……」と
「スキルや才能、人によって向き不向きがある。」
SNSのタイムラインをみるたびに人は悩んで、考えて、自分の武器を掴みたくて必死になっている姿をみる。まだ見ぬ武器を掴みたくて、自分も様々な診断テストを重ねた。
ストレングスファインダー、エニアグラム、それでも100%の自己理解というものができなくて、せいぜい50%あるかないかそんな程度だ。まるで宇宙に輝くまだ見ぬ星を必死になって探しているような感覚。
たしかにわかる。
自分も今まで自分の能力や才能について考えもしなかったし、これだ…!と思ったことが全然違っていたりと、自分では大したことではないことでも他人からみると実はすごいことだったり。そんなことばかりだ。
輝く才能が一等星なら、気づいてくれた才能が六等星
それほどまでに近くて遠い。そう感じる。
書くことに才能があるのかというと才能は無い。
ただ、文章を書くことは好きなのと、自分の中で唯一表現できるツールがこれしかなかったから選んだんだと思う。
とまあ自分のことを卑下しそうになりそうだけど、
こんな時はこの曲!
Aimer『六等星の夜』
明日は金曜日です。
今週も駆け抜けましょう〜。
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