『よかったねネッドくん』の段／金曜日「絵本たちのいるところ」2021.4.9／譜面合間日誌（平日）

〜『よかったねネッドくん』の段〜

こんにちは。
「譜面合間日誌」金曜日担当の河﨑です。

突然ですが、みなさんはパーティーはお好きですか？
完全に先週と同じ導入ではありますが決して「パーティーはお好きですかbot」ではありません。

そんなわけで今回紹介する作品はこちらです。

『よかったねネッドくん』
作・絵：レミー・シャーリップ
訳：やぎたよしこ
出版社：偕成社
発行年：1997年

あらすじは以下の通りです。
「ある日、ニューヨークに住むネッドくんにパーティーへの招待状が届いた。よかったね。でも、たいへん、パーティー会場は遠いフロリダ。……よかった、友だちが飛行機を貸してくれた。でも、たいへん！　飛行機は途中で爆発。……よかった、飛行機にはパラシュートがついていた。でも、たいへん！　パラシュートには穴が開いていた。……よかった、下には柔らかい干草の山。でも、たいへん！　干草の山にはとがった草かきが……。」（出典：よかったねネッドくん｜絵本ナビ）

とにかく展開のバリエーションが豊富で最初から最後までずっと面白い逸品です。
絵本ならではというかなんというかツッコミどころは満載なのですが読んでいくうちにクセになっていき何度でも読み返したくなること間違いなしです。
オチもしっかりと用意はされているのですがそのオチもなんというかかなりのツッコミポイントではあります。

（短いスパンで怒涛の展開を見せるネッドくん）

あらゆる嫌な出来事が「よかった」で住む世界に住んでみたいものです。

それでは。お元気で。
良い週末を。

【今週の何か】
最近ハマっているNetflixオリジナルシリーズ『ワッフルとモチ』です。
ワッフルとモチが食べ物（主に野菜）を学ぶという番組です。
ジャックブラックやミシェルオバマが出ていたりと何故か豪華です。
オススメ回は第3話のジャガイモをテーマにした回です。「見た目より中身」というこれまでも散々語られてきたテーマを野菜を交えて非常にスマートに描いています。

（どうやらアメリカでは雪見だいふく的なアイス全般をモチと呼称しているようです）