金曜日「絵本たちのいるところ」/譜面合間日誌(平日)
~「おさらを あらわなかった おじさん」の段~
こんにちは。
「譜面合間日誌」金曜日担当の河﨑です。
突然ですが、みなさんはお皿洗いはお好きですか?
この季節のお皿洗いは、お湯が出るまでの時間が本当に苦痛です。
お皿洗いの時間は、考えを整理するのに良いという意見もあるようですが、
その時間を使って瞑想してた方がいいのでは?などと思ってしまい一向に捗りません。
ということで、今回紹介する絵本はこちらです。
©︎フィリス・クラジラフスキー、バーバラ・クーニー
「おさらを あらわなかった おじさん」
作: フィリス・クラジラフスキー 絵: バーバラ・クーニー 訳: 光吉 夏弥
出版社:岩波書店
発行年:1978年
この絵本のあらすじは以下の通りです。
「町外れの小さな家に、一人で住んでいるおじさんがいました。このおじさん、おいしいごちそうを作って食べるのが大好き。でも、食べ終ったときにはくたびれてしまって、後片付けがいやになってしまいます。始めのうちは、流しの中が汚れたお皿でいっぱいになる程度だったのが、次第にテーブル、本棚、椅子、ラジオの上と、どんどん場所が占拠され、いつの間にか家中、汚れたお皿でいっぱいになってしまいました。」(出典:https://www.ehonnavi.net/ehon/5657/%E3%81%8A%E3%81%95%E3%82%89%E3%82%92%E3%81%82%E3%82%89%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%82%93/)
絵本ならではの想像力と、ズボラな性格の自分にとっては妙にリアリティーのある設定のお話で、幼い頃から大好きな一本です。
この物語のおじいさんは芯の通った人物で、どんなに汚れたお皿で部屋が侵食されていっても料理を作ることをやめません。
私も、そんな一度決めたことをやり切る芯の通った人間になりたいものです。
©︎フィリス・クラジラフスキー、バーバラ・クーニー
この絵本を読み返してると、家のお皿をこのまま放置してこの絵本のようになりかねない自分の性格を再認識したので、今日か明日には洗おうと思います。
絶対に。
それでは。お元気で。
良い週末を
【今週の何か】
この記事を執筆しながら聴いていたプレイリストです。