好きなものを好きなだけ作る話
家の近くのBOOK OFFにふらっと立ち寄ったら、棚がスカスカ。どうやら「10点で500円」のセールをやっているらしい。安い! しかしすでに良い本はごっそり持っていかれた後っぽい。
まぁ、そもそも部屋の本棚があと20冊分くらいしか空いてないし、最近は電子書籍に移行しているから、特に困ることはない…はずだった。
でも、ふと目に入ったのが**『響~小説家になる方法~』の単行本。
「あれ? これ、一回ここで買ったな…その後手放したけど。でも好きだったよな…?」
手に取ってパラパラとめくる。やっぱり面白い気がする。買おうか? いや、待てよ。そもそも電子で買ってなかったっけ? と思いスマホを確認すると、4巻からラストまでは電子で持ってた。つまり、3巻まではここで買い、その後続きを電子で買い足していたらしい。
結局、もう一度3巻まで電子で買い直した。
作者に少しでもお金が入る方がいいしな。
『響』を久しぶりに読んだら止まらなかった話。
電子で買い直したのをきっかけに、久しぶりに1巻から読み返してみた。
…止まらん。
気づけばラストまで一気読み。改めて思うけど、響の行動原理はシンプルすぎる。
「本心で行くから、本心で来い」
「やりたいことを、全力でやれ」
それしかない。かっこいい。
好きならやるしかないんじゃない? って話。
『響』を読んでて思った。
好きなミュージシャンができたら、その曲をコピーしたくならない?
好きな漫画があったら、自分でも描いてみたくならない?
いや、もちろん才能とか技術の問題もあるし、楽しみ方は人それぞれなのは分かる。
でも、私は「やらない」って選択肢がよくわからない。
そんな感覚だから、「ファン」って立場も、あんまりしっくりこないんだろうなと思う。
自分で作る方が楽しいし、そっちの方が"好き"に近い気がするから。
好きなことをやって、食えるかどうかって問題。
「何かを生業にするには、それで食えてるかどうかが大事」ってよく言うけど、
本当に自由に作品を作れるのは、作品で収入を得ていない人だと思う。
もちろん、圧倒的な天才は例外だけどね。
(¬з¬)
で、私は私の作品が大好きって話。
だから、私は自分の作品が大好きだし、好きなように作る。
カバーも、たなちゅう☆の歌ってみたも、ぜんぶ私の作品の一部。
なので、ぜひ聴いて、観てほしい。
好きなものを、好きなように、好きなだけ作る。
それがいちばん楽しいし、それでいいんじゃない?