ENHYPEN&TEAM 陰陽思想と対の構造について
はじめに
推しのFUMAくんの所属する&TEAMの記念すべきデビューを祝してMVを回し続けていたら、いろいろ考えて止まらなくなってしまったので、ノートにまとめることにした。完全に自己満足の世界だがオタクなので楽しい。
目にした人は生暖かく見守ってもらえると幸いである。
なお、解釈には諸説あるため、制作者の意図とは異なる可能性があることをご留意ください。
概要
本記事ではENHYPENと&TEAMという2グループを比較検討し、これら2つが対の構造をした存在であることを、MVを主要な資料として示していくとともに、陰陽思想を交えて語っていく。
普通の人は番組やMVを見れば「ふーん、はいはい」で終わる話なのだが、いちいち文字に残して悦に浸りたくなるのはオタクの性なのでいじめないでほしい。
ほんだい
アイランドについて
韓国の陰陽思想について
1 アイランド(I-LAND)について
すべてはこの島から始まった。
アイランドは2020年に放映されたサバイバルオーディション番組。
HYBE(BIG HIT)所属の練習生たちが集い、デビューメンバーを決める視聴者参加型の番組だった。
しかし、このアイランドのシステムが酷かったため、「鬱ランド」と呼ばれるほどになった。具体的には
・デビューに近い「アイランダー」と別グループの「グラウンダー」にはっきりと分ける
・グラウンダーに落とすメンバーを練習生たち自身の投票によって選出
・宿舎でのメンバーの様子をカメラで日中夜撮影し続ける
・悪魔の編集と呼ばれる意図的な編集があったとされている
・視聴者による真偽の定かではないHATEがあった(後に謝罪)
などだ。
話題となったのが「ケイ」くんという参加者。
登場しただけで場が華やぐ長身とビジュアルと高い技術で、デビューは確実と目された。
しかし… 結果、デビューメンバーには選ばれなかった。
ケイくんのファンは多く、当時、世界中の街角にケイくんの復帰を臨む広告が出た。あれから2年。デビューが決まり、「アイランドの亡霊」となっていたケイペンたちが成仏し、歓喜した。
※アイランド放映後~デビューまでの経緯についてはこちらに詳しくあります。
そして結成されたのが、&TEAM。
メンバーは、&Auditionというオーディション番組により選出。
ケイ・タキ・ニコラス・ウィジュはデビュー確定という形ながら、練習生たちと志気を高め合いながら、和気藹々と生活する様子や厳しいレッスンの様子などが1年にわたって放映された。
アイランドとは違い、協力型のオーディションという画期的なものだった。
注目すべきは、全員がそれぞれ挫折や困難に立ち向かったことのある(もしくは立ち向かっている途上の)メンバーで構成されている点だ。
ケイ、タキ、ウィジュ、ニコラス … 先述のアイランドで落選
フウマ … 韓国で別事務所の練習生を経験。デビューできず一度日本に帰国。最後のチャレンジで&TEAMのオーディション(&Audition)に参加し、アイドルデビュー。
ユウマ … 他事務所経験あり。デビューを目指していたができず、オーディションに参加しアイドルデビュー。ハルア、ジョー、マキ … ダンス未経験者。未成年。
特に、未成年のハルア、ジョー、マキは経験者たちの中に混ざって短期間でよくこれだけのものを仕上げたな…と思うような成長ぶりだった。放映中には涙する姿や、床に倒れ込んで「無理~」と嘆く姿もあった。
2 韓国の陰陽思想について
韓国の思想として、「陰陽五行思想」がある。
韓国に本社のあるHYBEはMVの世界観にもこれを反映させていると考えるのが自然だろう。
>陰と陽
この点については様々な人(オタク)が様々な場所(SNS)で考察を加えてきた。そのため周知の事実のようになっているかもしれないが、ここで改めて記述しておきたい。
陰陽思想における、陰と陽。
ENHYPEN→ 陰
&TEAM→ 陽
を表している。
2つのグループは、韓国と日本に分かれていながらも、2つで1つの世界を構成している。対であり、時にぶつかりあい混ざり合わないまでも、1つの世界観を構成する。
ENHYPEN→デセリスアカデミー
(インスタでの「ナイトスクール」がある描写)
&TEAM→サンシャインスクール
https://note.com/dark_moon/n/nc0365c342d27
(このデセリスの考察に関してはEN-GAWA様のすごい記事を見て欲しい)
月並みなことしか言えないLUNÉだが、そんな私でもさすがに分かる。
ENHYPEN→月光の吸血鬼
(日光を嫌う)
&TEAM→陽光の人狼
(月光を嫌う)
の構造こそが、I-LANDの創り出したかった世界観なのだ。
これは敵対関係にあるだけの単純な対立構造ではない。
陰と陽は表裏一体なのだ。
どちらかが欠けても世界の均衡は失われてしまう。
それぞれのグループのMVにも対照的な表現がたくさん見受けられる。
アイランドはエンハイフンのデビューで終わってはいなかった。
&TEAMと繋がることで完成される世界観だった。そしてそれはきっと2年前のあの日、エンハイフンがデビューしたときから決まっていたのだろう。
アイランドからしばらくKくんロスで沈んでいたけれど、数年後こんなに素晴らしい対比構造になるとは思わなかった。
今後のそれぞれのグループの動向に期待しかない。
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