遊戯王5D'sってメソアメリカ神話の解釈すごいっていう個人的考察
メソアメリカ文明神話と5D'sの考察。
私が備忘録として過去に得た知識からの感想を書いているだけになる。
遊戯王5D'sの本筋の下敷き、かなり読み込まれたメソアメリカ神話あるんじゃないだろうか?
赤き竜、シグナーの痣、ダークシグナーについて、アステカ神話中心に個人的考察と感想を書く。
東京国立博物館で9月3日まで公開している特別展「古代メキシコ」が刺激になった。この展示内容や図録なども参照した。
また以下の文章は個人の趣味・主観で書いているため、ソースとかは私の職務上得た知識なので適当に流し読んでほしい。
赤き竜って結局何だ?
遊戯王5D'sにおけるストーリーにおいて、度々主人公を助けて、チームの絆の象徴たる『赤き竜』は本編で説明があるようでなかった気がする。(アンチノミーが遊星粒子の集まりとか言っていたけど、結局そこも曖昧)
じゃあ、便利に助けてくれるこいつの元ネタは何なんだとずっと考えていたが、私の結論としてはアステカ神話の羽のある蛇、風と太陽の神『ケツァルコアトル』ないしはマヤ文明の人類を守る風の神『ククルカン』と同系統の神なのだと思う。
メソアメリカって何?
メソアメリカとは北アメリカを除いた古代アメリカ文明のこととして、このnoteでは定義する。
本当は北アメリカの古代文明も含むべきだろうが、壮大になるため今回は除外する。
5D’sとの関連性は中央アメリカ(メキシコ中心)と南アメリカ(ペルー中心。ナスカはペルー南部のナスカ川流域のため、ナスカ文化は5D'sに関わるだろう)の地域に共通している宗教文化と考える。
中央アメリカ史としては
①オルメカ文明(BC1500~BC400):巨頭石像文化。
②テオティワカン文明(BC100~AD550):絵文字未解読ゆえに謎。
③アステカ文明(AD1325~AD1521):人身供犠のイメージが一番強いかもしれない高度な文明。スペイン人の征服で滅ぶ。研究が進み神話理解が進んでいるのでアステカ神話を中心に考察したい。
④マヤ文明(BC1200~AD1697):近年未解読だった絵文字の解読により研究が進む。
南アメリカ史としては
⑤ナスカ文化(AD100~AD800):地上絵が有名。ダークシグナーの話等で関わる。諸々未解読。
⑥インカ文明(AD1201~AD1533):マチュピチュが有名。文字のない高度な文明。スペイン人によって滅ぶ。
を軸に考えていきたい。
この①~⑥に共通する文化が遊戯王5D'sに関わると思う。
①~⑥の共通点は多いが、【牛馬がいない土地柄から車輪の文化がない】と【太陽神を中心とした多神教の宗教儀式】に着目する。
特に①~④の文明は文字の未解読などにより、必ずしも同じだと断定できないが、地域交易である程度共通の宗教文化を持っていたと考えられている。(特別展古代メキシコの図録参照)
ということは文化共通点も多い、地理的にも交流可能な⑤⑥の地域もある程度共通の宗教文化を持っていたと考えても妥当ではないか。
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