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松本人志さんのニュースで言われる『裸の王様』、トップは孤独?

あまり芸能界のスキャンダルネタを取り上げることはしたくないのですが、今回の盛り上がりの中で、どうしても気になることがあり、今回記事にしました。

それがこちら

ダウンタウンの育ての親的存在である大崎元会長が吉本興業を退社され、もう松本さんに意見できる人が吉本にいない、まるで裸の王様状態、ということだそうです。

真偽は別として、この『裸の王様』という言葉にすごい違和感を感じました。

『裸の王様』の意味はこちら

1、《原題、(デンマーク)Keiserens nye Klaeder》アンデルセンが1837年に発表した童話。原題は「皇帝の新衣装」の意。衣装にうつつをぬかす王が仕立屋を装った詐欺師 (さぎし) にだまされ、下着姿で町を練り歩く。

2、開高健の短編小説。昭和32年(1957)発表。同年、第38回芥川賞受賞。

3、高い地位にあって周囲からの批判や反対を受け入れないために、真実が見えなくなっている人のたとえ

goo辞書より

今回のケースは、間違いなく3です。
最近では、政治家の失言などもこの3の意味で『裸の王様』と使うこともありますね。

ただこれ、私の中では少し間違っていると思っています。
御本人は、「周囲からの批判や反対を受け入れない」のではなく、「周囲が批判や反対を言わない」のではないでしょうか。

例えばわたしたちの身近な話でいうと、上司が間違った発言をしていても、それを指摘する人はまぁ稀ですよね。
それが「忖度」であり「空気読む」であり…。
でも周りが指摘しないから、本人は気づかないまま、それが正しいと思い何度も同じことを言う。
結果的に、本人だけ浮いた状態になり、後ろ指を刺され続けるという…。
いわば「ズボンのチャック開けっ放し状態」です。
周りは気づいてるけど言わないから、本人は気づかず、ずっとチャック開きっぱなし。

ちなみにこれって、ある程度の年齢になれば、誰もがチャック開きっぱなし状態に陥ります。

例えば私は、もう20年以上社会人をやっていて、役職ではないものの、新人の後輩とは親子ほどの年齢差になります。
自分の親ほどの年齢の先輩に対して間違いを指摘するなんてできない人がほとんど。
結果的に間違って言ったことがそのままになったということもあります。

私でさえ、チャック開きっぱなし状態を経験してるのだから、芸能界のトップを走り続ける方なんて、もっとでしょうね。
間違いを指摘する人がいないということは、一時的なストレスはないものの、気がつけば取り返しのつかないおおごとになってるなんてこともあるのだと思います。

偉い人は孤高だと言われますが、指摘してくれる人もいないというのは、ある意味かわいそうですね。

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