BlackLivesMatterと女性専用車
こんにちは。
物事を考えすぎてしまい、人事面談で「石橋をたたき割るタイプ」と上司に言われるほど底なし沼のように考え続ける、HSS型HSPのふるってぃです。
最近日々考え続けていることは
アメリカのメソポタミアで、一人の警官が一人の黒人男性の首を絞め窒息死させてしまったことから、世界中に広がったデモとこの言葉、
いまは、ニュースで見ない日はないどころか、ますます大きくなってきています。
日本語に訳すと
「黒人の命が大事」
私、この和訳に違和感を感じました。
それを具現化してくれたのが、米アマゾンの話。
米アマゾンではサイトのトップページに「#BlackLivesMatter」のバナーを載せたところ、CEOのジェフ・ベゾスさんのもとに批判メールが殺到したようです。
理由の一つが
「#BlackLivesMatter」は黒人だけに偏りすぎている、
「#AllLivesMatter(みんなの命が大事)」だろうということ。
おぉ!!これなら私もしっくりくる!!
人類みな平等じゃん!!
しかし、この考えが間違えているとのこと。
今、欧米では『黒人』というだけで、命に係わるレベルの差別を受けているのです。
子供が警察に拘束されて、殺されるかもしれないと怯えるのが黒人の方々、
黒人の大統領というだけで発砲されるかもしれない恐怖、
肌の色が違うだけで、道端で殴られるかもしれない、
それが今の現実です。
黒人というだけで苦しむ人がゼロになるまで、全ての人種を『平等』として扱うことはできません。
黒人差別が、自分が日本でのらりくらりと過ごしているだけでは分からないレベルの壮絶なものだと感じました。
じゃぁ、私はこの問題に共感できることはできないのか。。。?
・・・・・・。。。
・・・・・・あっ!!
今回の#BlackLivesMatter を日本の問題に置き換えたときに一番身近に感じたことは、
『女性専用車』
一部の男性の間では「女性の『専用』の車両を設けることは男性差別じゃないのか」と言われることもあります。
・・・いや、そうじゃないねん。
もともとは、痴漢という性犯罪が山ほどあり、声を上げることもできず苦しんでいる女性がたくさんいました。
また、1988年にも大阪市営地下鉄で痴漢及び暴行事件があり、性犯罪者から女性を守るために女性専用車は設置されたのです。
これを上の文章にあてはめて考えると、
女性男性も、LGBTQも含めたすべての人たちは、平等であって、命の重さは同じです。
女性が、電車に乗るたびに、痴漢に合うかもしれないとびくびくしていることが異常であり、それをなくさない限り、全ての性を『平等』として扱うことはできないんです。
日本の性差別と世界の黒人差別だと、深さや歴史など比べ物にならないレベルの差があると思います。
ただ、少しでも#BlackLivesMatter を身近に感じるよう、身近なものを題材にしてみました。
#BlackLivesMatter も女性専用車も、近い未来にはなくなりますように。
参考
AmazonのBLM運動支持表明で寄せられた批判メール、ジェフ・ベゾス氏が怒りの公開
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f51255edac99600ee45b03b215f728c341dde55
地下鉄御堂筋事件