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ドラゴンボールとベルばらは違いすぎる?漫画の違いからひもとく価値観の違い~多様性入門~

先日、中田敦彦さんのYouTubeチャンネルで、興味深い内容の話がされてました。

YouTube大学でベルサイユのばらについての解説をするために漫画を読破したらしいのですが、その際少年漫画との違いに戸惑ったことをおっしゃってました。

中田さんが感じられた少年漫画と少女漫画のちがいはこんな感じ

少年漫画
・登場人物の服装がシンプル
・勝つか負けるかが大事
・男らしさとは世界最強であること
少女漫画
・登場人物がオシャレに力いれまくってる
・愛してるか愛してないかが大事
・男らしさとは女性に忠実なナイトであること

ベルばらで言えば、

  • マリーアントワネットはしょっちゅう服も髪型もかわって、途中誰かわからなくなる。

  • アンドレはオスカルに超絶優しいが、強くないし、なんならオスカルより階級が下

  • 戦いの最中さえも愛してる愛してないについて考えてる。

こういったことが、少年漫画で育った中田さんとしては理解できないと…。
ひょっとして、ジャンプのテーマ
『努力・友情・勝利』
の『勝利』を、少女漫画好きな人たちとは共有できてなかったのか?!
「仕事と私、どっちが大事?」
の質問について、今まで
「いやいや、仕事を頑張ることであなたを大事にしてるんだよ」
と当然のように思っていたけど、正解は、仕事を放り出しても「愛してる!」と抱き締めることだったのかぁ!
と、面白おかしく語ってらっしゃいました

これ、すごくわかりやすい。

この動画のテーマは
「同じものでもあなたと私で見えているものが違う。私たちはお互いにそれを理解しなければならない」
ということです。

例えば、最寄駅から家までの地図を書いてと言ったら、
ある方は、家と駅の位置を上から鳥瞰的に見るようにして把握し、それをもとに書いていき、
ある方は、最寄駅から家まで歩く道のりをストリートビューのように想像しながら書く。
後者の書き方だと紙からはみ出ることが多々あり、結果
「この人は地図を書くのが下手」
だと言われます。
下手ではないのです。
そもそもの頭のなかでの描き方が違うんです。
ちなみに後者の私は、前者側のやり方を、前者の考えの方に教えてもらいながら何度もトライしましたが、できませんでした。

アランピーズの著書『話を聞かない男地図が読めない女』は、数十年にわたりロングセラーを続けている本です。

今の時代「女性だから」「男性だから」という考えはナンセンスではありますが、自分では当たり前と思っていた見え方が、他の人には全く見えていないのもあるという発見は、この『多様性』重視の時代に必要なものです。

もし、このことに気づけていなかった場合、あなたは、他の世界が見えている誰かに無理やり自分の世界を押し付けることになり、結果、その誰かにとっていきづらい世界にしてしまいます。
知らない間に辛い思いをさせるなんて嫌ですよね。

とある人が、
「昨日自転車がパンクした」
という話をするとします。
Aさんは、自転車が修理できる場所を教えてあげます。
Bさんは、「大変だったねぇ」と一言言います。
どっちが正解?

答えは、とある人が「解答を求めてる」か「共感を求めてる」かによって変わってくるんです。

…難しいですね。
でも、それでいいんです。まずは知ることから始めましょう。

中田さんは動画の最後に
「中間地点で会いましょう」と言っています。
まずは、お互いには全く想像ができない価値観が存在しているということを知り、お互いの価値観を理解することから始めようという意味です。
納得はしなくて良い、でも理解をすることで1つ人に優しくなれると思います。

そして、その理解の積み重ねが多様性溢れる世界に繋がるはずです。

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ふるってぃ(ふるやゆうこ)
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