小さなサインと雨しずく
変則的な祝日ですね。雨の中、川崎町青根の森の新アトリエへきています。
仙台の立町に構えているギャラリー店舗のテナント契約も8月いっぱいで終わり。ちょっと寂しい。
テナント退去は借りた時に戻すのが基本です。実はプロパンガス収納倉庫が殺伐としすぎてたので、数年前に花をペインティングしました。もちろん友達のオーナーに許可を取ってね。
そういう経緯もあってか、友人オーナーが「壁面アートは消さんでいいよー。タクの絵、バンクシー並みに高値つくはずだから」
というわけで、仙台にアート名所が一つ増えます。「仙台にタクの絵を探せ!」なんて妄想もまた楽しです。
妄想はさておき、現実これからは週の半分は森のアトリエでの暮らしになります。仙台の自宅仕事場から一時間。いい距離です。
昨日今日とひたすら雨、雨、雨。
台所の棚をひとつ作りつけて、あとは椅子に座って窓の外の雨に揺れる木々の葉っぱをみていただけ。
「ただ雨を見ている」なんて、ここ数十年無かったことです。
葉っぱに雨しずくがあたると、葉が次々と鍵盤のように弾けるんだ♩
まるでピアノ。
弾いているのは女神アルティオかもね、連想まで生まれてくるよ。
すべからく世界はサインに溢れているんだ、と思います。