ぐるぐるサーフィン
欲望に支配されてから幾年もの月日が経って
そこに本質的な問いが頭の中を駆け巡っていく。
走馬灯のように、過去の記憶たちが
蛇の尾を掴めるか掴めないかギリギリのラインで
久しく会った友人にどんな顔をすれば良いか戸惑うように
人生の節目でサプライズ的に浮遊してくる。
アナログ時計とデジタル時計を行ったり来たりするような
暗い夜中を乗り越えながら、インターネットの波を
右手のマウスだけで掻き分ける。
マウスに添えた右手の人差し指の腹の皮膚の細胞の繊維に
すべてがつまっている。
コップの中の情報は、表面張力をこえて、シンクいっぱいに溢れかえっている。
カップラーメンのお湯が情報だったら、必要なものだけを残して、
もしかしたら、それを望んでいるのかもしれない。
正しさ、本当、絶対って存在?幻想?
赤ペン先生も驚くような解答が
若気の至り的なスピードで。
欲という鎧を放り投げたらって思うけど、
思うだけで。
あ~。何ですか、これ。