「できない」は美しい
いつからだろう。
出来ることが正義で、出来ないことが悪になったのは。
出来ることは本当にそこまで正しいの?
出来ないは何がダメなの?
赤ちゃんは出来ないことばかりでだからこその美しさがそこに在る。
年老いて一つずつ出来ないことが増えて、また魅力が増す。
あなたは歌が得意で、わたしは歌を聞くのが好き。
あなたは片付けが苦手で、わたしは床拭きが好き。
出来ることと、出来ないこと。
どちらも素晴らしい才能じゃないかな?
出来なくてもいいし、出来てもいい。
年を重ねると一つずつ無駄が省かれていく。
プライドやら意地やら偏見やら。
これまで必要だと思っていたことは実はさして重要ではないことに気づくだろう。
年を重ねて出来ないことがあっても、
身体を脱ぐプロセスの中の美しい過程。
今、出来ないことがあって人から何か言われたとしても、あなたの存在の尊さには関係ない。
「出来る」が正義なのは、きっと誰がか机の上で決めた価値観にしかすぎないよ。
「出来ない」は美しい。
出来るを増やす過程が楽しい。
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