月の満ち欠けの名前
毎日姿を変えていく月は古くから世界中で愛され、月を目安に時を知り、農耕や狩猟など暮らしにリズムを生み出していきました。
月を待つ文化といわる日本文化。生活の礎であった月の満ち欠けに名前を付けて親しんでいたんですね。今日は月の満ち欠けの名前をご紹介します。
月の満ち欠けの名前
月は新月から始まります。
新月は太陽ー月ー地球と一直線に並ぶことから、月への照り返しが無くなってしまい真っ黒に見えるのです。
新月はこの時に地球(内側の声)から発信する無意識(月)が意識(太陽)に変わる瞬間として生まれ変わるような感覚を与えてくれます。新月の願い事をアファメーションをしていくと良いでしょう。
1日目(月齢0) 新月 朔 初月(陰暦8月の中秋最初の月)
2日目(月齢1)二日月 繊月 若月 蛾眉(がび)
3日目(月齢2)三日月 眉月 夕月
三日月を過ぎると月はどんどんと大きく膨らんできます。
上弦の月は新月と満月の真ん中の位置にあります。だから、月は半分見える状態です。上弦の月に合わせてプランを進めていくことで、夢や理想が形になっていきます。
7日目(月齢8前後) 上弦の月 弓張月 半月 七日月 弓月
10日目(月齢9)十日夜の月(とおかんやのつき)
13日目(月齢12)十三夜の月 栗名月(陰暦9月13日) 豆名月(陰暦9月13日)
14日目(月齢13前後)小望月(こもちづき) 十四日月
満月は草木は満月の光でも成長するほど輝かしいまんまるお月様です。
満月は全てが満ちる時となります。今まで進めていたことがここで一旦の区切りを迎え、軌道に乗っているかを確認していく時期です。夢や理想と違う部分は軌道修正が必要となります。新月のみならず、6ヶ月前の同じ星座の新月から始めたこともチェックの対象で中長期でのお願い事は3年ほど前の新月から見直してみると新たな発見とともに要らないものも見えてきます。
15日目(月齢14前後)満月 十五夜 望月 三五の月 中秋の名月(陰暦8月15日)芋名月(陰暦8月15日)
16日目(月齢15)十六夜(いざよい) 既望(きぼう) 不知夜月(いざよいつき)
17日目(月齢16)立待月(たちまちづき)
18日目(月齢17)居待月(いまちづき)
19日目(月齢18)寝待月(ねまちづき) 臥待月(ふしまちづき)
20日目(月齢19)更待月(ふけまちづき) 亥中の月(いなかのつき)
下弦の月はどんどんと細くなっていく月です。
太陽から離れていった月は今度は追いかけるように太陽に近づいていきます。ですから朝方に顔を出して、日の出の時間に近い頃に月を見ることができるようになります。この時期は細くなっていくのでダイエットを意識してみると良いでしょう。心のデトックス、所有物の断捨離、体のダイエットどれも適している時期となります。
23日目(月齢22前後)下弦の月 下の弓張 半月 二十三夜
26日目(月齢25前後)有明の月 暁月 残月
30日目(月齢29)晦(つごもり) 三十日月 晦日の月
満月の12ヶ月の名前
実は満月にはたくさんの名前がついています。
ブラックムーン(新月が1月に2回)、ブルームーン(満月が1月に2回)、スーパームーン(満月が最大に見えるとき)、ブラッドムーン(皆既月食の時に見える赤い月)といったところは皆様も耳にされたことがあるかもしれません。他に毎月の満月に名前をつけている地域もあり有名なのはネイティブアメリカンの満月の呼び方です。
1月 ウルフムーンWolf Moon(狼月) 食料が少なくなった狼たちが遠吠えをするから
2月 スノームーンSnow Moon(雪月) 雪が多いから
3月 ワームムーンWorm Moon(芋虫月)雪の上を這いずり回る虫の跡がつくから
4月 ピンクムーンPink Moon(桃色月)早崎のワイルドフラワーのイメージ
5月 フラワームーンFlower Moon(花月)たくさんの花が咲くため
6月 ストロベリームーンStrowbery Moon(苺月)イチゴの収穫を迎えるため
7月 バックムーンBuck Moon(牡鹿月)牡鹿のツノが生え変わる時期
8月 スタージョンムーンSturgeon Moon(チョウザメ月)チョウザメの豊漁を祈る
9月 ハーベストムーンHarvest Moon(収穫月)秋の収穫の時期
10月 ハンターズムーンHunters Moon(狩猟月)狐や鹿が姿を隠せないため狩猟に向いている
11月 ビーバームーンBeaver Moon(ビーバー月)冬のダムを建設するビーバーにちなんで
12月 コールドムーンCold Moon(寒月)冬の到来にちなんでいる
月の満ち欠けや満月楽しみながら月を愛でてみてくださいね。