アロマサロンを開いてみたら③ 地獄の一丁目編
これは私が、2004年のIFAスクール入学から2005年のサロン開業まで書き続けて
サロン開業時、チラシも広告宣伝ナシ!
ブログとホームページだけで、2ヶ月先まで予約満了させたブログの記事です。
何日か分、まとめて公開して行きます。
20年も前の記事なので現在と色々違っていることがあります。
今回も補足説明を足していますが、裏話が無いので最後まで無料で読めます。
前の記事はコチラ
アロマサロンを開いてみたら② 体力不足編
https://note.com/fullmoonlights/n/n4097b70f44b0
2004年5月26日 練習日。
ニールズヤードの教室開放日だったので、
トリートメントの練習をしてきました。
う〜ん。
ひとまず、習っていないデコルテ以外、
全身を(上肢と下肢は片方ずつ)やりましたが、
特に、体の前面は手順も手技もあやふや・・・。
これは、要練習です。
他のクラスの人も来ていて、
一緒に面接を受けた人と、合うことができました。
3人同時面接だったのですが、2人合格だったみたい。
受かって良かった(=^.^=)
補足:教室開放日は情報の宝庫
あの頃は、今のようにベッドのあるレンタルスペースも少なくて、練習する場所の確保はなかなか大変だったのよ。
スクールの教室開放日は週に1回もなかったし。
IFAコースだけでも、1年コースが3クラス、1年半コースが1クラス、更にIFA以外のアロマセラピスト資格のクラスもあるから、激混みでね。
ただし、SNSが無かった時代は、こういったクラスを越えて集まる期会は、タオルやオイルの仕入れ先、試験の情報、参考書などなど、貴重な情報交換タイム!!
本当に助かりましたーーーー!!!
2004年5月27日 筋肉。筋肉。筋肉。
今日はひたすら全身の筋肉の図を描いていました。
ニールズヤードの宿題です。
結局、約4間×3日で12時間ぐらいかかりました。
かなり頑張ったものの、たぶん、完璧とは言えなさそう。
再提出かも・・・。
レポートは一発合格だったけど、
全身骨格は再提出だったし・・・(T_T)
(再提出の人は私だけというわけではなく、
結構、多いことは多いです。一応。)
再提出やだなぁ〜〜〜。
・・・もう、再提出と決めつけている、私。
補足:筋肉は裏切らない!?
この課題は大変でした。
体中には600以上の筋肉があって、その主なものを起始停止が分かるように描いて。
ということでしたが、そもそも何が主で、主じゃないかも分からないし。
起始停止が何かもわかってないからね。
何の目的でなにをどう描いて良いか分からないまま提出期限がせまる。
入学試験の面接ぶりに先生が鬼に見えましたわ。
今でこそ、筋肉の位置とカタチ、動き、起始停止は、セラピストとして最低限の知識と理解しています。
しかし、当時は。
トリートメント施術の授業があっても。
オイル垂らさないとか、手順間違えないとか、そこは3回だけどこっちは5回とか、施術されてる人の胸やお尻を隠す。
とか基本の基本の、その手前で手いっぱい。
正直、筋肉を把握するどころか、関節をねじ曲げかねないレベルよ。
実際、筋肉の動きや機能、起始停止をちゃんと理解して、それを効果的に施術できる様になるのは、卒業してからでした。
筋肉を学ぶのにオススメ【本】
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2004年5月28日 トリートメント。
26日に再会したニールズヤードの他のクラスの子と
私の家で練習会をしました。
(会と言っても二人だけでですが・・・)
体の裏面を交代しながら2回ずつ行うと、
なかなか覚えられた気がします。
たまに、まだ、以前習ったやり方が混ざりそうになるけど・・・。
体の前面が怪しいけど、それは週末に練習かなぁ。
早いところ、全身完璧にして、
モデルを募集できるようにしなくては・・・。
ちょっと焦りますね〜。
補足:複数の技術を同時に学ぶべからず
一般の人はあまり知らないと思いますが。
アロマトリートメント、オイルトリートメントとひとまとめに言ってますが、そのやり方は千差万別。
どの部位から始めるか、強さや圧、目的や理論が違うので、手技も多様なのです。
そのため、1つの手技を学んだ後、しっかり自分のものになるまで研鑽を続けて、更に上を目指すために、新しい手技を学ぶのが理想なの!
私は、始めに師事した師匠の技術、過去に受講した講座の手技、アロマハンドリラックスなど、複数の手技を中途半端に身に付けていたので途中、なにがなんだか混乱して。苦労しました。
2004年5月31日 試験範囲終了。
スウェディッシュマッサージの授業でした。
今日で前期の試験範囲が終了。
早速課題がでました。
30回全身のマッサージをして
7/26までに、トレーニングレポート提出です。
ひ〜〜。
2ヶ月も無い(×_×)
早急にサイトにモデル募集のコーナーを作らなくては・・・。
あ〜〜。
でも、その前に、手順や手技をしっかり身につけないと・・・。
がんばるぞ〜〜〜!
補足:ここからが地獄の一丁目
2ヶ月無いんです。30回施術するのに。
え?それって、週に3〜4人、2日に1回じゃん。って思うでしょう?
でもね。週に1〜2回は授業があるんです。
で、普通の人は働いているんです。
正社員は少ないクラスでしたが、週3〜5日で働いている人が多かったし。
例えば、週5日働いて週1日授業だと、休みの1日で3〜4人するか、仕事の後にもやらないと間に合わない計算なのよ。そして休める日は無い。
家族が協力的だと少し助かるのですが、同じ人にできる回数も決まってるので、全部、親姉弟やダンナをモデルに。とかもできないし。
ノルマを一気に消化するために。
クラスメートで3人集まって、各自2人施術して、2人から施術を受ける。
相互練習会とかもやったけど。
やっぱり始めはヘタだから、60分ぐらいの施術でも手際悪くて90分とか掛かるし、余計な体力も使うし、2回も受ける施術はめちゃめちゃ下手くそだし。
とにかく、みんなヘトヘトでした。
私は、仕事もしてない専業主婦でしたが、1日授業に行くと2日倒れる体力だし、1人施術するとその日は使い物にならない。
当然、家事も全て滞る上に、学校の送迎やら、看病やらまでダンナに負担をかけてました。
ダンナはこの状況で。
予想通り「セラピストになるのはムリ」だけど、お友達もできたし、家にずっといるより健康的かな?と思っていたそうです。