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【CIX考察】Save me, Kill meとCinemaと「Stella」
前回の考察はこちら↓
ご無沙汰しております。
しばらく更新が止まっていたのですが、考察を再開しようと思います。
次のカムバまでの空白を少しでも埋められるコンテンツになれば嬉しいです^ ^
今回はSave me, Kill me(Episode 10)とCinemaのMV、「Stella」の3つの観点を交えながら、それぞれの作品を考察していきたいと思います。
'I'm OK' Story Film Episode 10
Cinema MV
(Save me, Kill meのMVは年齢制限が設けられたため、掲載できず…)
"Stellaが僕の全てだったみたいだ"
Story Film Episode 10で登場したヨンヒから4人への手紙の一文。
手紙から、CIXの物語でたびたび出てくる「Stella」は、ヨンヒにとって思い入れのある自主制作映画のタイトルであったことが明らかになりました。
また、Stellaについてもう一つ欠かせないのが、アルバム'OK' Prologue : Be OKに封入されているStellaの台本です。
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アルバムの開封動画によると、この台本を書いたのはヨンヒなんだとか。
台本の中には、Save me, Kill meやEpisode 10に出てきた「映画サークルの部室」が撮影場所になっている場面が出てきます。
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S#2.
映画サークルの部室(D/回想)
放課後、映画サークルの部室に集まっている
ヨンヒ、ジニョン、ビョンゴン、ヒョンソク、スンフン。
ヨンヒは短編映画の編集をしており、
スンフンとビョンゴンはソファーに座ってゲームをしている。
ジニョンは何かを考えながら、
一つの小さなボールを壁に投げている。
ヒョンソクはラジオを聞いて周波数を合わせている。
※(D/回想)のDとは、DayのDであり日中の撮影という意味
上記の内容を読んだ時、あるMVを思い出した方も多いのではないでしょうか。
そうです、CinemaのMVです。
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このように、Cinemaには台本とよく似た場面が描かれていました。
また撮影場所となった映画サークルの部室には、
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ソファー、机、ゲーム機、自転車が置いてあるのですが、
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Cinemaの部屋にも同じ物が登場していました。
つまり、Cinemaの部屋は映画サークルの部室を表しているということになります。
ゲーム機を囲んでみんなで遊んでいたのか、はたまた既に壊れてしまったけど捨てるのも面倒で置きっぱなしになっているのか…ゲーム機一つで妄想が膨らみます。
Save me, Kill me②の考察ではビョンゴンとヨンヒの共通点としてバイクを挙げましたが、部室に自転車があるので、バイクは自転車のことだったのかもしれません。
演出の派手さを考慮して、燃やしたのがバイクになっただけで、2人には自転車に関する繋がりがあったのではないかな、と。勝手な解釈ですが…
以前、こちらの記事でCinemaのMVはヨンヒの夢だと言いましたが、今回の考察を踏まえると、ヨンヒは"部室でStellaの撮影をした時の夢"を見ていたと推測できます。
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空っぽだったビデオテープに「Stella」と書き込まれる場面からも、CinemaのMVがStellaを撮影した時の様子を描いてると解釈できます。
ただ、実際にStellaを記録したのはビデオテープではなくカセットテープでした。
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カセットテープということは、ビデオカメラでStellaの撮影をしたことになります。
ここで思い出したいのが、CinemaのMVの始まり方です。
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ビデオカメラが映った後、台本で描かれたようにボールを投げるジニョン。
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その後、CIXと書かれた画像、そしてスイッチが映り、再びボールを投げるジニョンのシーンになります。
Cinemaの始まりは、CIXと書かれた画像の前後でジニョンの同じシーンが繰り返されるんですよね。
前述した通り、Stellaの撮影にはビデオカメラが使われています。
ジニョンの同じシーンはビデオカメラのカットを入れることで、上記で紹介した台本のシーンを実際に撮影したことを表し、現実世界では使用していない機材のカットを入れることで、ヨンヒの夢を表しているのではないでしょうか。
CIXと書かれた画像の後から、ヨンヒの夢は始まるのです。
ここまでStellaの台本の内容と合わせてCinemaのMVを考察しましたが、MVの中にはStellaの台本に描かれていないシーンが2つあります。
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1つは、本格的な機材で撮影しているシーンです。
個人的にこの描写はヨンヒの願望ではないかと思っています。
Save me, Kill meやEpisode 10で映っていたホワイトボードにStellaの制作計画が書き込まれていました。
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左下の赤線を引いた部分を見ると、
必要な装備・備品
ブームマイク、水中マイク→高すぎる…
と書かれています。
映画を撮影するといっても、湯水のようにお金を使えるわけではありません。サークル活動の範疇ではなおさら難しいでしょう。
だからこそ、5人でもっと本格的な機材を使って映画を撮りたいというヨンヒの願望が、夢として現れたのではないでしょうか。
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もう一つ、5人で騒いでいるシーンも台本にはありません。
これは部室で遊んでいた時を表しているのか、もう一度楽しかった頃に戻りたいというヨンヒの願望なのか…はっきりしたことはわかりませんが、今の5人とは正反対の雰囲気になっていることは確かです。
簡単にまとめると、Cinemaで描かれたヨンヒの夢には、実際に経験したこと、5人で叶えたい願望、修復したい5人の関係の3つの要素が含まれていると考えられます。
また、今回の考察で台本の部室のシーンは撮影済みだと推測できましたが、Stellaを全て撮り終えているかは不明のままです。
個人的に、Stellaは未完成の作品で、残りのシーンは5人の関係が修復してから撮るのでは?と予想しております。今後の展開、どうなっていくのでしょうか…
ちなみに、部室を表したであろうCinemaの部屋は夢の中ということもあり、もの寂しげな現実世界の部室より明るい雰囲気になっていました。
さらに、不安のない幸せな空間であるため、精神を安定させる役割を持つようなビョンゴンの火や、ヒョンソクのルービックキューブは出てきません。
CIXの物語を知った上でCinemaのMVを見ると、この明るい雰囲気が、救いと切なさの混ざったような、なんとも形容し難いものに感じます。
以上で今回の考察は終了です。
2つ以上の作品を交えて考察するとすごく難しくて(言い訳)、今までで一番訳のわからないかつ、まとまりのない考察になってしまったかもしれません…すみませんㅠㅠ
今後ものんびり更新になりますが、考察を続けていきますので、よかったらお付き合いください…!
それでは、また次回の考察でお会いしましょう~ あんにょん!