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潜水艦の中へ入る貴重な体験 Uボートミュージアム 【ドイツ】

突然ですが、潜水艦の中に入ったことってありますか?
私はあります。

ドイツ北部にある港湾都市ハンブルグにはUボートミュージアム(U-Bootmuseum)なるものが存在し、実際に活躍していた潜水艦の中を見学することができます。

この潜水艦はU-434と改名されましたが、元々はU-515という名称です。

もっと言うと、ナチスドイツのUボートではなく、元はソ連のタンゴ級潜水艦です。
ソ連崩壊後にロシア海軍が資金調達の為に手放した潜水艦の一つがU-434です。
購入したのは欧米の富裕層であり、パーティー会場などとして利用されました(発想が凄い…!)。

U-434は1976年に建造され、主にパトロール活動や諜報活動などで活躍しました。
キューバ危機にも関与したといいます。

現在は兵器装備など危なっかしいものは全て取り外され、艦体の前後に出入り口が設けられ、潜水艦ミュージアムとしての役割を果たしています。

それでは中に入ってみましょう。

ここが入り口です。

螺旋階段を降りるといきなり6つの魚雷発射管とマネキンがお出迎えです。
うーん狭っ苦しそう。

至る所にチューブやら計器やらが張り巡らされています。

隣の区画との出入り口はここだけです。
体の固い人には辛いです。

漏水がどうにもならない場合はここを閉めて凌ぎます。

身長173cm程度の私でも頭をぶつけるくらいの高さです。
ソビエトの人だったらもっと頭をぶつけていたでしょう。

上官たちの会議室。
決して広くありません。

階段も急で狭いです。

すれ違う時はどちらかが壁に引っ付かないと通れません。

写真では伝わりませんが、艦内には「ポーン…ポーン…」というソナー音が響いています。

あとめっちゃくちゃ鉄臭いです。

また扉が。ミラーレスをぶつけて焦りました。
あと体が固いから痛い。

調理場。きっと食事が唯一の娯楽だったのだろうと思います。

夥しい数の計器類。
命がかかっていたとしても、何が何の計器なのか到底覚えられそうにありません。

機関室。
けたたましい音を出していました。
(この潜水艦は自力航行できませんので、再現音です)

プロペラ。
直径が人の大きさほどあります。

これで終わりです。

30分も中に居ませんでしたが、とても窮屈で狭っ苦しい空間でした。鉄臭いし…。

でもそんな閉所でも様々な使命のために頑張れる潜水艦乗組員さんは尊敬に値するなと感じました。

アクセスなど

場所 St. Pauli Fischmarkt 10, 20359 Hamburg, Germany
時間 9時から20時(日曜日のみ11時から20時)
料金 大人9ユーロ (写真撮影は 1ユーロ)
アクセス バス停 Fischauktionshalle(魚市場前)より徒歩5分
もしくはSバーン Hamburg Reeperbahn(レーパーバーン)駅より徒歩10分

港湾都市ハンブルクの一風変わった観光スポット、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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