雨天でも絶景 プリトヴィツェ湖群国立公園 【クロアチア】
東欧、クロアチアには2箇所有名な観光地があります。
一つはアドリア海に面したオレンジ色の屋根が美しい旧市街ドブロブニク、そしてもう一つが大小16の湖と92の滝からなるプリトヴィツェ湖群国立公園です。
プリトヴィツェの素晴らしいところは、雄大な自然の中に存在する美しい森や湖です。
世界遺産に登録されているだけでなく、ハイキングコースとしても世界的に有名です。
私が訪問した時は残念ながら雨天でしたが、それでも信じられないほど美しい湖や、増水して迫力を増した滝が迎えてくれて大満足でした。
今回紹介する写真はトリミング(切り出し)以外の加工をしていません。
ありのままのプリトヴィツェの様子をご覧ください。
首都ザグレブからプリトヴィツェへの移動
私はドイツ・ミュンヘンからの夜行列車(note)で朝8時40分頃にクロアチアの首都ザブレブに到着しました。
ここから駅の東にあるバスターミナル(Google map)へ移動します。
そこからはプリトヴィツェ行きの高速バスへ乗ります。
ザグレブからプリトヴィツェまでのバスでの所要時間は2時間15分です。
バスターミナルまでは徒歩で17分、微妙な距離です。
これだけのためにトラムのチケットを買いたくはありません。
キャリーケース等を駅のコインロッカーへ預けてからバスターミナルに向かいます。
駅前広場は曇りのせいか陰気な印象を受けました。
これが本当に首都の駅?と思いたくなるほど閑散としています。
まあいいか、バスターミナルまで向かいましょう!
…数分後、何かがおかしいことに気づき、GPSを確認すると全く逆方向を歩いていることに気づきました。
駅に降りた時点で8時50分を過ぎており、両替やらコインロッカーの利用やら、道を間違えたせいやらで9時をとっくに回っていました。
乗る予定のバスの出発時刻は9:15です。
Google Map上では所要時間17分とありましたが、喘息力で走りました。
前日までの疲れなんてなんのその。
とにかくバスに間に合うことだけを考えていました。
バスの本数はそれほど多くない
プリトヴィツェ行きのバスは2019年8月時点で1日8本運行されていますが、私がザグレブについた時点で、既に4本が出発済みです。
9:15のバスを逃したら次は1時間15分後、しかも所要時間が22分長い。
今回の旅行ではザグレブそのものには何の用もなかったので、2時間弱も無駄にするのはなんとしてでも避けたかったのです。
とにかく一生懸命走りました。
▪️バスの予約方法
まずは下のサイトにアクセスします。
Traveling from に ZAGREB と入力し、
Traveling to に PLITVIČKA JEZERA NP と入力した後に人数、日付を選択します。
Singleは片道、Returnは往復です。どうせ帰ってこないといけないので、往復チケットを予約しておきましょう。
(Open Returnは帰ってくる日が確定していない時のための予約です)
最後にSearch and Bookをクリックします。
もちろんバスチケットは窓口でも買えますが、バカンスシーズン(7〜8月)だとめちゃくちゃ混むそうなので、事前予約が確実です。
するとこの画面が出てきますので、自分の都合の良い便を選んでください。
運が良ければFirst Minute という割引運賃のチケットが残っているかもしれません。
選択後は、メールアドレスなど個人情報を入力、クレジットカード等で決済をします。
その後メールアドレスに送られてきたPDFを印刷してバスの運転手に見せれば乗せてくれます。
(今時わざわざ印刷する必要もないかと思いますが、念の為…)
…なんとか間に合いました。
汗をダラダラ流し、「ハァハァ…」と息を切らしながらなんとかバスに間に合いました。
同じバスに乗り込もうとしていた恐らく親子であろう日本人2人組に怪訝な表情をされましたが、気にしません。
その時の私はひたすら安堵で満たされていました。
予約時のチケットを運転手さんに見せてバスに乗り込みます。
人間、頑張れば初めての土地でも走れるんですね。
バスは結構空いていました。
汗ダラダラの状態で見知らぬ誰かの隣に座る羽目にならなくてよかったです。
途中2回のトイレ休憩(運転手さんのタバコ休憩を兼ねる)を経て、無事プリトヴィツェにたどり着きました。
プリトヴィツェ Entrance1からの入場
プリトヴィツェは192㎢と非常に広いのですが(大阪市より若干小さい程度)、出入口は基本的に2つしかありません。
一つ目のEntrace1は北側に、Entrance2は南側にあります。
ザグレブからのバスがまず到着するのはEntrance1です。
見所はEntrance1の方に集中していると聞いていましたし、雨が酷くなったら進めない恐れもあったことからEntrance1から入ることにしました。
天候が許せばEntrance2から出てきます。
Enterance1に到着した頃、かろうじて傘で凌げる程度の雨が降っていました。
私は事前に公式webページでチケットを購入していました。
購入後にメールアドレスに送られてきたpdfを見せて入ろうとすると、「道路を挟んだ向かい側にあるオフィスまでチケットを受け取ってからきてね」と言われました。
なんでそんなややこしいことをするのだろう…。
無事チケットを入手しました。
このチケット、プリトヴィツェ内を走っている船に乗船する際に必要なので、無くさないでください。
プリトヴィツェは広いので、くまなく回ろうとすると6~8時間はかかるようです。
そんな余裕はないので、4〜6時間のコースで行こうと思います。
では、いざ入場…!!
いきなり…絶景だ!!!
雨のせいで霧はかかっていますが、増水しているせいで向こうに見える瀧の音が離れていても聞こえてきます。
坂を降りて滝に近づいていきます。
雨天でも湖は全く濁っていません。
このあたりは主に石灰岩でできており、泥が流入するような構造にはなっていないためです。
あの滝に向かって歩いていきます。
今いる場所の高さを表してくれています。
私は傘をさしていましたが、ウインドブレーカーや雨合羽の方が撮影に便利だったなと思います。
ちなみにこの時は雨が酷かったので、このあたりの写真はミラーレス一眼(α7Ⅱ)ではなくスマホ(Xperia XZ premium)で撮影しています。
スマホでも十分綺麗な写真が撮れるものです。
湖を撮ってみました。
ワサビ属の葉ですね。
清流だからこそ育つのかもしれません。
滝が近づいてきました。
前がもたついていたので、振り向いてみると…ギョッとするくらいの渋滞。
段々になっており、水はどんどん下流に流れていきます。
到着しました!
ドドドドドと絶え間なく流れる滝の迫力は凄まじいものです。
滝の手前にある岩に登ってこのように記念写真を撮る人がたくさんいました。
(私は一人なのでやってません)
ちなみにこの滝の規模感はこんな感じです。
大きいでしょう!?
さて、どんどん行きましょう。
足元は滑らないの?と思われるかもしれませんが、全然滑りませんでした。
人が途切れた時を狙って。
雨の日だから美しい景色なのかもしれません。
私がここに来るまでに見た写真ではもっと「清流」という表現がしっくりくるものばかりでしたが、増水していたのでそうでもありませんでした(笑)
こういう雰囲気好き!!
湖の中には独自の生態系が出来きており、固有種の魚も多数存在します。
国立公園として厳しく管理できているからこそ、生態系保全ができているのです。
人がいないように見えるかもしれませんが、なるべく人を写さないように、「写らないようなアングルで撮る」や「退くまで待つ」の2点を実行しているだけなので、実際はたくさんの人がいます。
船が見えてきました。
プリトヴィツェは大変広いためショートカットとして便利な船が運行しています。
乗船する際には入場券が必要です。
船は一番広い湖を縦断する形で運行されています。
船からの眺めを楽しむためにも乗ってみようと思います。
え、めっちゃ並んでる……。
乗船するまでに並び始めてから1時間10分かかりました。
これまでは雨が降っていて寒いながらも歩くという運動をしていたために体温が高めになっていましたが、ただひたすらじっと並んでいたおかげで体はすっかり冷え切っていました。
ともあれ、なんとか乗船できました。
身体は少し震えています。
この船、景色を楽しむために窓がないのですが、雨天時は傘もさせないためびしょ濡れです。
一番窓際に座ったのは間違いでした。
だって撮れた写真がこんなのしかなかったのですから。
微妙どころか、全然ダメです。
さて、気を取り直して進みましょう。
これからの写真は赤丸のあたりで撮影したものです。
このあたりで撮った写真がプリトヴィツェで撮った写真の中でいちばんのお気に入りです。
雨天でもこんなに綺麗な写真が撮れるなんて思っても見ませんでした。
(晴天だったらどうなっていたことか…!!)
何年後か分からないけど、絶対また来ると誓いました。
次は奥に進んで赤丸のあたりへ向かいます。
ここら辺まで来ると混雑することはなく、すいすい進めます。
また滝が見えてきました。
倒木がいい雰囲気を出しています。
元々FFの世界みたいな雰囲気に憧れているところがあるので、こういう風景はたまらなく好きなのです。
どこまで行っても美しい湖です。
また素晴らしい滝が。
流石に体力と時間の兼ね合いがあるので、この滝を見て帰ることにしました。
おお、素晴らしい美しさ…。
プリトヴィツェに来れて本当によかったです。
次回はドブロブニクと合わせて快晴時に来たいと思います。
それではさようならプリトヴィツェ。
最後までお読みいただきありがとうございました。