AIが得意な画像/苦手な画像
PIXTAとかを見ていると、「これはAIで作画したな」と分かる画像がある。そういうのはたいてい、リアルで壮大な感じの、でもよく目を凝らして見てみるとあり得ない感じの風景画である。
midjourneyの公開ギャラリー(上記リンク先)を見ていても同様の画像が多い。あと、人物(特に、胸から上)の画像も。
これらは明らかに、AIが「得意とする」画像だと言える。
自分がアップしているこの画像も、画質を上げるためのおまじないは色々付け加えているものの、描く対象として指定したのは"a business woman, Blonde-haired, blue-eyed Caucasian"という普通の単語だけ。それでこれだけのクオリティの画像を出力してくれる(何枚か生成した中から選んだ一枚ではあるが)。
しかし服をよく見ると、シャツの襟だとかスーツの作りだとか、不自然な箇所だらけだ。
AIは明らかに「服を描くのが苦手」だ。
これからの季節を想定し、サンタクロースの画像を生成しようとあがいた結果を見てほしい。
帽子も服も、「サンタっぽい何か」には見えるが、まるで形を成していない。
また、AIは「任意のシーンを再現する」のにも向いてないように思う。
以下は、いかにも需要がありそうな「会議をするビジネスマン」の画像がほしくて試行錯誤した跡だ。
やはり「それっぽさ」はあるが、顔以外のディテールがまるで形になっていない。
影にしたら誤魔化せないか?と期待したが、それもダメだった。
その一方で、「使えそうな」画像が生成されるポーズ/シーンもあった。
上2つと下2つは、それぞれ同じプロンプトから生成した画像だが、どちらもギリギリ(最後のやつの左手はかなり怪しいが)使えるレベルではないだろうか?
こんな感じで、かなり「キーワードによる」傾向は伺えたので、今後もがんばって売れそうな画像を生成していこうと思う。
私がアップしたイラストの全てはこちらから…良ければご覧ください。
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