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入社1年在籍エントリ:負のスパイラルから退職決意。なのに半年後 社内アワード獲得!社員の強みを引き出すフルカイテンの魅力

 ビジネス開発部 ビジネス戦略チームの河込です。社内ニックネームは「ゴメス」です。
僕は 2023年11月にカスタマーサクセス(以下CS)として入社、2024年8月に異動し、今に至ります。

 この記事では、異動前まで仕事がうまくいかず、負のスパイラルに陥った挙句に退職を決意していた自分が、異動後から成果を出し周囲の信頼を蓄積、わずか半年後「エモやん」(半年に一度のALL HANDS MTGで、社内で最も印象に残る活躍をした人を投票で決める制度)として表彰されるに至った、まあまあエモい話を書きます。

 端的にいうと、異動後のポジションに適性があっただけでなく、本質的にはフルカイテンの人を活かすカルチャーが、自分を引き上げてくれたという話です。


簡単に自己紹介

 キャリアを遡ると、新卒で外資SIerのエンジニア 6年、大手専門商社で通信系商材の事業推進 5年、メガベンチャーで暗号資産やNFTの事業推進 5年、と共通項がありそうだけど、業界も職種も中身はバラバラでした。(補足:事業推進と一言で言っても、業務内容は事業によって全く異なる)
 このキャリアは、本質的には人生を賭けてやりたい軸と天職が見つからなかった、いわゆる「志迷子」な状態だったと思います。尖った自分の強みを見出せない状態を含め、少しコンプレックスを感じてました。
 これを脱却するため、2024年3月まで3年間ビジネススクールに通いながら、会社の成り立ち・ミッション・カルチャーに惹かれて出会ったのがフルカイテンでした。

入社してすぐの頃、東京オフィスにて

今の仕事内容(ビジネス戦略チーム)

 2024年8月に新設された部門で、組織全体に横串しで関わり、レベニュー最大化に貢献することがミッションです。
 フルカイテンは2023年後半からマルチプロダクト化や多様な小売業界の新規開拓をはじめ、ビジネス環境がどんどん複雑化していきました。そんなカオスになりつつある状況下、全体を俯瞰して推進したり、どの部署が担当すべきか分からないボールを積極的に拾い、解決するポジションが必要だよね、というのが設立経緯でした。
 具体的には、組織の課題分析&実行アクションの策定、事業計画の作成・KGI/KPI設計と予実管理、未開拓業界の初期調査や課題の仮説立て等です。これらのタスクを通じて経営陣の意思決定を支援したり、必要な関係者を巻き込んで推進します。
 また、CBDOハリーさんの管掌部門なので、最近はアライアンス案件にも関わりはじめています。

フルカイテンでのキャリア形成

<2023年11月~(入社後):CS時代の停滞・負のスパイラル>

 フルカイテンのCSチームは、小売業界経験が豊富で優秀なメンバーを中心に構成されていますが、自分は業界未経験、営業など顧客対応を主とした業務経験も少ないというバックグラウンドでの入社でした。なので、他メンバーよりも丁寧に、入社後オンボーディングしていただきましたが、顧客業務に対する解像度がなかなか上がらない・顧客の声 / 抱える課題の本質を理解できない等で、質の高いMTGファシリや顧客支援に苦戦していました。
 その状況下、CSチームリーダーのあかねえを中心に、厳しくも温かいご指導をたくさんしていただきましたが、それでもスキルアップを実感できず、パフォーマンス・メンタル共に負のスパイラルに陥っていきました。
 そうなると、本来得意な資料作成も空回りしてたくさん指摘を受ける、MTGはぐだぐだ、Slackコミュニケーションはなんか言い訳がましくなる等で、チームにたくさんご迷惑・ご心配をかける状況になっていたと思います。

<2024年6月~7月:退職の決意>

 自分のパフォーマンスがここまで泥沼に陥ると抜け出す術は見つからない。仮に異動を申し出るとしても、大した成果が出せてない状態で「自分は◯◯が得意だから◯◯で貢献できます」とアピールしたとしても説得力なし…
 残された選択肢は、退職のみでした。
 退職表明をする面談では、代表の瀬川さんからいろんな意味を込めて「残念やな、、残念や…」と神妙な面持ちで言われて終了したのをよく覚えてます。
 何より、ビジネススクールに通ってまで見つけた自分の志、そして共感できるミッション・カルチャーを併せ持つ企業がフルカイテンだ!と運命を感じて入社しただけに、複雑な想いで転職活動を始めました。

2024年6月、退職を考え始めた頃。長野県伊那市にあるパノラマオフィスでの
ワ―ケーションにて。右から3番目が私

<転職活動でフルカイテンを客観視したら…>

 2〜3週間程度の短い期間ではありましたが、改めて転職活動したことで、他社との比較で、フルカイテンの魅力を客観視することができました。
 分かったことは、やっぱフルカイテンは良い会社だったな〜ということ。
 一般論として、入社前の期待と入社後の実情にギャップを感じてがっかりするケースは多いと思いますが、フルカイテンは、期待以上だったんです。

 改めて実感したフルカイテンの魅力は以下の3つでした。


① ミッション / ビジョン / バリューの浸透
 「世界の大量廃棄問題を解決する」というミッションが誰にでも分かりやすく、自社プロダクトとの繋がりが明瞭、その成果が売上・粗利・在庫消化率等と定量で測れるから、社会に対する自分の貢献度合いが実感しやすい。だから皆、スケールの大きな目標でも、目の前の仕事と紐付け、自然と自分事化して取り組めていた。
 実際、自社の魅力を語る際や、同僚を褒めたり感謝する際によく出てくるのは、ミッション / ビジョン / バリュー に関わる言葉。当たり前のように共通言語化し、組織に浸透しているからこそ、皆で成長し、目標達成しようという一体感も醸成されていた。

② プロ集団の中に身を置き、成長し続けられる環境
 入社前、キャリアコンサルタントの方から「フルカイテンはとにかくレベルが高い、ここで活躍できるレベルになれれば、どこに行っても通用する」と何度もアドバイスいただいたが、その時はまだ意味が理解できていなかった。
 レベルが高いというと、外資コンサルや有名企業出身者が多いとか、とにかく無情に働きまくって成果出すのが全て、のような安直すぎるイメージを持っていたが、そうではなかった。
 フルカイテンは、顧客に向き合う職種の人だけでなく、エンジニアやバックオフィスの人たちも含め、「顧客の成功のためにどうすべきか」「顧客は何を望んでいるのか」と、とにかく顧客の立場で考えることを徹底していた。
 そして何事も妥協せず、コツコツと成長の螺旋階段を登り続けることが成功への近道だと理解していた。
 更に、個人では限界があると分かってるからこそ、チームでのノウハウ共有や協力、互いの成長に向けたポジティブなフィードバックサイクルを怠らない、Giveの精神に溢れている。だから、組織の成長も好循環で回り続ける。
 代表 瀬川さんが先陣切ってメリハリのある働き方や、ストイックに働きながら遊び心を忘れない姿勢を見せているからこそ、社員も気持ちの切り替えや生産性の高い働き方がうまい。
 これがレベルが高い、真のプロフェッショナルと言える集団なんだ、と分かった。

③ カルチャーフィット・一緒に頑張ろうと思える同僚
 入社して驚いたのは、フルリモートの会社なのにこんなに風通しよく、互いにリスペクトを忘れず、気持ちよく働ける環境があるんだ!ということだった。
 細かい例を挙げると、オンラインMTGは皆が画面ONでリアクションも豊富、Slack上のちょっとしたやり取りでもスタンプやお礼コメントが飛び交っている、そしてそこまで公開しちゃうんだ…と思う程に情報もフルオープンだからこそ疎外感を感じず、他組織の状況もいつでもキャッチアップできる。
 だから、リモートなのに心理的安全性が高く、コミュニケーションが超円滑。
 定期的なオフラインイベント(ALL HANDS MTGや伊那ワーケーション等)もあるから、社員同士の情緒的な繋がりをうまく維持できている。
 もともと自分は「出社派(社内コミュニケーションが不安なのでリモートワーク反対)」だったが、180度考えを転換できたのはフルカイテンだからこそ、と断言できる。

 こんな会社だからこそ、今までなんでもっと頑張れなかったのだろう、改善余地は絶対あったはず、と悔やみ、モヤモヤしたまま転職活動していました。

<2024年7月:ハリーさんからの声がけ>

 そんな中、ハリーさん(当時COO)から、ビジネス戦略チームでもう一度トライしてみないか、と声をかけてもらいました。
 「ゴメスの強みは、情報の構造化力。入社面接や普段の議事録で感じたが、複雑・膨大な情報を整えて整理したり、それを端的にまとめ、分かりやすく伝える能力に優れている。だから、これまでうまくいかなかったかもしれないが、このポジションはフィットすると思う」
 変化の激しいベンチャー企業で、全体を横串し俯瞰して課題分析をする、事業計画を立てる、こんな業務はこれまで未経験に等しく、やってもまたヘコむだけじゃないか… そう悩みながらも、せっかくだからもう一度だけトライしよう、決意して臨みました。


<2024年8月異動後:ビジネス戦略チームでの躍動>

 異動後はじめて任されたタスクは、組織全体の状況やKGI/KPIを自分で調べて理解し、知り得た情報の中で現状のボトルネック(重要課題)は何か、それをどう解決するかまで提案してほしい、という内容でした。
 数ヶ月前に卒業したばかりのビジネススクールで学んだ設問がそのまま実践に落とし込まれたようで、俄然やる気が出ました。一方、グダグダだった自分にせっかく期待していただいたのに、がっかりさせたらどうしよう、、、そんな不安の方が勝りながら、とにかくやりました。

 3週間の準備期間を経て、役員ハリーさんへの3時間みっちり報告会。まだ内容浅いなとモヤモヤしつつ臨んだら、結果はまさかの賞賛。実務未経験だった自分の分析アウトプットに対し、「期待以上だった!」
 そんなコメントをいただいてから半年間。どんどん仕事の裾野を広げ、任されるようになります。
 異動後まだ1ヶ月の時期に早速、部門長会議で課題分析プレゼン。そこから、組織横断で巻き込んで課題解決を推進する役回りとして泥臭く動いたり、未開拓業界の初期調査と全社プレゼン、部門長会議のレギュラーメンバー化してKGI/KPI設計と全社への落とし込み、経営課題を議論するための幹部合宿参加、現在は経営陣の誰かしらと一緒に仕事する毎日…
 こんな感じで、未経験で未熟な要素があっても全力のアウトプットを提示する。そうしたら「こいつ何かやってくれる」と試してもらえて、そこからまたチャンスが広がる。その印象が全社に広がると、更に全社的な仕事で幅が広がる、、そんな好循環がフル回転しています。

「好循環のフル回転」に転じた原動力

 もしかしたら情報の構造化力だったり、ビジネススクールで学習した思考法だったり、そういうスキルが向いているポジションに就けた、というのはあるかもしれません。
 しかし、未経験業務に取り組み続ける中、そんな表面的なポテンシャルマッチだけで、ここまで180度好転させられるものでしょうか?
 自分の答えは「NO」です。

 異動後、仕事にガムシャラに取り組む中で気付けたのですが、異動前の自分に最も足りなかった要素は、弊社内の重要キーワード「村人Aになるな」「小さな責任者になれ」この2つのマインドセットだったと思います。

 異動前の自分は潜在的に、CSは未経験職種だ、まだオンボーディング期間だ、だから成果に時間かかってもしょうがない、という甘えがあったのかもしれません。
 けれども、一度本当に自分にがっかりした経験と悔い、そしてフルカイテンの魅力を客観視できたからこそ、もう次はない、そんな覚悟で臨めるようになった。

 だから「村人Aになるな」「小さな責任者になれ」が自分の芯に自然と溶け込んでいき、「この仕事を担えるのは自分しかいない!」そんなマインドでいることが大きいと思います。

 そして、個人の強みを見出し、未経験でも全力で臨めば惜しみなく賞賛し、どんどん重要業務を任せてもらえる。また、失敗や周囲の期待を裏切ったことがあっても、成果を出せば、評価と評判は短期間であっさり覆ってしまう。そんなフルカイテンのカルチャーが土俵にあるからこそ、真に活きているのだと思います。

2024年12月の全社会議「ALL HANDS」でエモやん(フルカイテン流MVP)を受賞しました!

最後に

 入社して1年と少し経った現在もまだまだ学ぶことが多く、自分の伸び代の多さを感じる日々ですが、心から共感できるミッション・事業内容・カルチャーの中に身を置くからこそ、今なお頑張れてるのだと実感してます。

 自分の成し遂げたいことが明確で、顧客や仲間と共に絶対成功させたいという意欲がある、何歳になっても成長し続けたい、そう感じている方にとって、フルカイテンは最高の環境だと思います!

 一緒に「世界の大量廃棄問題を解決する」ため、成長の螺旋階段を登り続けましょう!!


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