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【乃木坂46】34thシングルのフォーメーションで思うこと。【♪Monopoly】

2023年11月5日に放送された乃木坂工事中にて12月6日に発売される34枚目シングルのフォーメーションが発表された。

前回の33rd「おひとりさま天国」のフォーメーションからの変動は以下の通り。

【IN】
冨里奈央(初選抜)
黒見明香(初選抜)
向井葉月(初選抜)

【OUT】
金川紗耶(休業のため)
伊藤理々杏
中村麗乃

【センター】
遠藤さくら、賀喜遥香
(遠藤は27th「ごめんね Fingers crossed」以来、7作ぶりのセンター、賀喜は30th「好きというのはロックだぜ!」以来、4作ぶりのセンター、2人ともに3度目のセンター)
※乃木坂46のシングルでWセンターが採用されるのは、32nd「人は夢を二度見る」以来2作ぶり6度目。

前作(33rd「おひとりさま天国」)のフォーメーションは、前から4-7-9の20人。
今回のフォーメーション、人数共に変わらず20人のままとなった。

①5期の笑顔印が、経験を糧に選抜の地へ。冨里奈央

今回は、各期から選抜のメンバーが現れた。5期生からは冨里奈央が選抜に選ばれた。

「呼ばれた時、自分の立ち位置付いた時に、私の、いつも応援してくださるファンの方のことを思って、選抜に入れて、喜んでくれるかなって思ったら、すごくうれしくなって。どんどん自分のことを皆さんに知ってもらいたいですし、アピールしていきたいなって思います」

今年行われた過去2回のアンダーライブでは、大きな存在感を残し続けてきた冨里。それは、今野さんに名前を呼ばれた瞬間の表情から見て取れる。

それに今回のポジションは、五百城茉央とシンメを組む。普段から仲のいい「なおまお」コンビの絆と冨里の大きな笑顔で、選抜に新たな輝きを放ちそうだ。

②選抜に新たな風を吹かせろ!黒見明香

4期からは、黒見明香が初選抜に選ばれた。これにより、20年2月に4期生として遅れて加入した新4期の黒見、佐藤璃果、林瑠奈、松尾美佑、弓木奈於の「はりるみな」の5人全員が、それぞれ選抜を経験したことになる。

「今は不安な気持ちのほうが大きくて、でもやっぱり普段支えてくださっているファンの皆さんとか、スタッフの皆さんに、感謝の気持ちがすごく大きいです。今できることはそんなに多くないかもしれないですけど、なにか1つでも恩を返していけるように頑張りたいなと思います」

と、涙ながらに意気込んだ。個人的に、普段から後輩思いで先輩風を吹かせている黒見が涙を見せているのは新鮮に見えた。今年の黒見といえば、年始の乃木坂工事中 B級ニースでのカマキリ騒動から始まり、秋元真夏の卒コンでは秋元からのリクエストでカマキリのコスチュームを着用し、一気に知名度を上げた(?)。早大に入学し、乃木坂野球部としてMLBに詳しくなったかと思えば、先日のアンダーライブでもしっかりと爪痕を残すなど、激動の2023年を締めるには相応しい選抜入りなのは間違いないだろう。


③全力少女 向井葉月が7年目で掴んだ初選抜

そして、3期からも初選抜が。向井葉月である。

「すごく楽しみです。3期のメンバーがいっぱいみんなで『おめでとう』って言ってくれて。そんな同期に囲まれて、7年やってこられたので。同期と他のメンバーとの時間を大切にするシングルにしたいなと思います」

向井といえば、今年9月に自身がファンのプロ野球・西武の試合で始球式のマウンドに立ち、一つの夢が叶った。その矢先で叶った彼女の一番大きな夢。「全力少女」の夢を我々も暖かく見守っていきたい。


↓初選抜3人のコメントは下記の記事より

④4期の仲良し「かきさく」コンビが、満を持してWセンターへ。

そして、注目された今回のセンターは4期生の遠藤さくらと賀喜遥香のWセンターとなった。

遠藤のセンターは、27th「ごめんね Fingers crossed」以来、7作ぶり3度目、年月にして2年半ぶりのセンターである。

「『出来ない』とか、『無理だろうな』とか、今の立場的にそういうことを言えるような立場ではないっていうのを感じているので。もっとグループのことを考えていかなきゃいけない期間になるかなと思っています。(センターの)理想はたくさんありますけど、歴代センターに立っていた先輩方に近づけるわけがないって気付いた時からは、やっぱり自分のできることを頑張るしかないなって感じです」

遠藤らしいコメントが聴かれたが、この2年半の間、遠藤は朝ドラ出演やドラマ主演、さらには後輩の加入などで、遠藤にもたくさんの経験が積まれた事は間違いないと思う。遠藤は遠藤の理想のセンターを作ってもらいたい。

そして、一方の賀喜は30th「好きというのはロックだぜ!」以来、4作ぶり3度目、年月にして1年3ヶ月ぶりのセンターとなる。

「5期生のみんなと迎える年末って、2回目とか。そういう子たちにとって、安心して活動できるようにいたいなって思いますし、先輩方からしたら、私たちの心配なんて何もせずに、任せられる期間になったらいいなって思うので、そのために、頑張らないなって思います」

この2人といえば、前作のカップリングに収録されていた「マグカップとシンク」が記憶に新しいが、そのMVの一番最後のドラマパートで、賀喜のこんなセリフがある。

「ねぇ、これからだよ。私たち。」

このシーンである。

そのセリフは、まるで今回のWセンターを暗示しているかのようだ。個人的には、遠藤のセンターが久しぶりに見たいと思っていたが、いい意味で裏切られた賀喜とのWセンター。加入当初からお互いに支え合ってきた「かきさく」コンビのWセンターは、非常に熱いものがある。

さいごに

31stSGを持って1,2期の先輩たちがグループを去り、後輩だけのグループ体制になって今回が3作目のシングルとなる。振り返ってみれば、32ndは3期生の山下美月、久保史緒里のWセンター、33rdSGは5期のエースでもある井上和がセンター、そして今回が4期の遠藤と賀喜がセンターと、1作ごとに各期が持ち回りのようにセンターを経験している。偉大な先輩たちがグループを去り、後輩たち全員で坂を登り続けていることの現れだと私は思う。

激動の2023年を締め括る34thシングル、アンダーも含めてどのようなシングルになるか、1ヶ月後が楽しみで仕方がない。

【過去のフォーメーション考察記事はこちらから】


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