【乃木坂46】サプライズが止まらない、史上最大の10thバスラ。
2022年5月14日から15日までの2日間、横浜・日産スタジアムにて「乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE」が行われた。
2020年2月の8thバスラ(ナゴヤドーム)以来、2年ぶりの有観客で行われ今年の2月に加入した5期生11人にとっては初めてとなる全体ライブ。国内最大収容人数を誇る横浜・日産スタジアムで行われた今回のバスラを振り返る。
Day1 2011-2016
初日は結成から2016年までの前半5年を、昔の楽曲から振り返る構成。
OVERTUREが終わると、キャプテンの秋元真夏が登場。挨拶を終えると、5期生から順に4期、3期、2期、1期と登場し、「乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE 開幕します!」と秋元が開幕宣言をし花火も打ち上がり華々しくスタート。1曲目の「ぐるぐるカーテン」の歌い出しとともに、乃木坂カラーの紫と白の風船が約3万個上空に解き放たれた。その後「おいでシャンプー」「走れ!bicycle」と3rdシングルまでの表題曲を一気に披露、サブステージに移動したかと思えば、「指望遠鏡」で歌いながら移動し再びメインステージに戻るという、広い日産スタジアムをフルに活かした演出であった。
MCを挟んで、梅澤美波が憧れの白石がセンターを務めた「せっかちなかたつむり」、佐藤楓が「狼に口笛を」を披露し終えた後に、最初のサプライズがやってきた。
名前が出てきた瞬間に起こったどよめきと、生駒が登場してからの歓声。初代エースたる所以はこれだけでお分かりになるだろう。
そして、私は2階のスタンドで泣いていた。
生駒のパフォーマンスは、2018年4月22日に日本武道館で行われた「生駒里奈 卒業コンサート」以来4年ぶり、実に1483日ぶりのパフォーマンスであった。
そして、結成2年目の2013年の楽曲へ。
水色の衣装を身に纏ったがために、あまりにも高山一実に似すぎた賀喜遥香がセンターの「でこぴん」、昨年の全国ツアーでこの曲のセンターを張っていた与田祐希が欠席したため、同期の楓が見事な穴埋めを見せた「他の星から」を披露した後、映像を挟んで「バレッタ」へ。現状、表題曲で2期生がセンターを務めた唯一の楽曲(センター:堀未央奈)であったことから、ここでは鈴木絢音と山崎怜奈の2期Wセンターという2期推し感激演出を持ってきた。
その後「君の名は希望」からの「ロマンティックいか焼き」「ガールズルール」を使って、2階席と同じレベルに作られた仮設ステージにメンバーが登ってパフォーマンスするなど、ここでも広大な日産スタジアムを活かした演出であった。
映像は、明治神宮野球場で初めてのライブ開催、アンダーライブの初開催があった2014年へ。
「気づいたら片想い」「夏のFree&Easy」「何度目の青空か?」と、西野七瀬と生田絵梨花の初センター楽曲を含めた表題3曲を披露した。
「何度目の青空か?」は生田の卒業後今回が初のパフォーマンス。センターには、生田に憧れていた久保史緒里が立っていた。この曲の醍醐味といえば冒頭のソロだろう。グループ随一の歌唱力を誇る久保は、本家・生田にも負けない声量でソロを歌い上げた。
そして、ここで2度目のサプライズがやってきた。「何度目の青空か?」終了後に大量のスモークが放出された後に、「ここにいる理由」のイントロがスタート。奥から登場したのは卒業生の伊藤万理華だった。そして齋藤飛鳥とともに、自身のセンター楽曲「ここにいる理由」を披露した。
万理華のパフォーマンスは、2017年11月8日にグループとして最初の東京ドーム公演となった「真夏の全国ツアー2017 FINAL!」以来4年半ぶり、実に1648日ぶりであった。
紅白歌合戦に初出場した2015年へ。
遠藤さくらのパフォーマンスから「命は美しい」がスタート。2017年の東京ドームライブと匂わせるような構成で披露された。そこから1stアルバム「透明な色」収録の選抜楽曲「僕がいる場所」を岩本蓮加が、グループ初のWセンター(白石麻衣・西野七瀬)の「今、話したい誰かがいる」は久保史緒里と山下美月の通称「くぼした」がセンターを務め、メンバー総出演のドラマ「初森ベマーズ」主題歌「太陽ノック」でペンライト遊びで盛り上がったと思えば、乃木坂46の初ドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」の主題歌「悲しみの忘れ方」を全員でしっとりと歌い上げた。
MCを挟んで、1期の主要メンバーの卒業が相次いだ2016年へ。
何しろこの年に発売されたシングル3曲のうち、2曲が卒業楽曲であった。
そのうちの1曲が、深川麻衣の卒業楽曲でセンターを務めた「ハルジオンが咲く頃」。深川の卒業以降、センターを担っていた梅澤がしなやかに踊りを見せたかと思えば、橋本奈々未の卒業シングル「サヨナラの意味」では、秋元がセンターでパフォーマンス。スタンドは白×黄色から緑一色に染まった。
卒業シングルが続いたかと思えば、モニターに映し出された大きい飛鳥が「神、降臨」と言いながら、実際の飛鳥を自作自演でイジりまくって披露した自身初のセンター楽曲「裸足でSummer」で観客のボルテージは最高潮に達した。そして、2ndアルバム「それぞれの椅子」のリード楽曲「きっかけ」を昨年の東京ドーム公演を思い出させるようなソロ歌唱でファンの心をがっちり掴んだ。
振り返りはここまでで、今回のバースデーライブが初めての全体ライブの参加となった5期生11人。7万人の大観衆の前で5期楽曲「絶望の一秒前」の披露となった。
その後は「ごめんね fingers crossed」「インフルエンサー」と」グループを代表する表題曲を披露した後、キャプテン秋元、副キャプテン梅澤と各期の代表メンバーがそれぞれ決意を語り、総合プロデューサーの秋元康がグループ10周年を記念して書き下ろした楽曲「他人のそら似」へ。その後は4期楽曲「I see…」「スカイダイビング」「君に叱られた」「ジコチューで行こう!」とテンション爆上がり楽曲のオンパレードが始まり、「ジコチューで行こう!」の間奏からは、セットの上段からは花火が打ち上がった。
そのあとは、「ずっすーねん、すぺさるきかく」(秋元が噛んだ事によるもの)…ではなく「10周年スペシャル企画」として、ドローンを使って航空写真を撮影。観客のサイリウムを用いてメッセージが浮かび上がった。
最後のブロックは、乃木坂バンドが登場。生演奏で楽曲が披露された。「夜明けまで強がらなくてもいい」「僕は僕を好きになる」「Sing Out!!」を、バンドとオーケストラの迫力ある演奏で本編の最後を彩った。
そして、アンコール。「会いたかったかもしれない」のイントロが流れた瞬間に突如響いた「日産ー!拳を上げろー‼︎」の声。声の主は本編にもサプライズ登場した生駒だった。同じく本編にサプライズ登場した万理華と1期生とともに登場した。
「遠い!!(生駒)」「長い!!(万理華)」「ここに立ってるこの娘たち、すごいよ!(生駒)」と現役メンバーを称え、生駒は「登場したときに歓声を上げてくれて嬉しかった。(歓声が上がったことは)ここだけの秘密ということで」とファンに感謝。万理華も「これからの乃木坂と私たちの応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
そして、最後は「乃木坂の詩」をファンとともに踊り、アンコール含め40曲を無事に完走した。
Day2 2017-2022
2日目は後半5年を振り返る構成になっていたが、この日は影ナレからサプライズがあった。
影ナレの声は、乃木坂46合同会社代表の今野義雄氏であった。
本来なら影ナレはメンバーが行うものなのだが、この日は今野さんが影ナレを読み上げた。
甘噛みや読み間違いは多少あったものの、なんとか諸注意を読み上げた今野さんは最後に語り始めた。
この今野さんの影ナレの裏側を、2期生の山崎怜奈が翌日に出演した自身のラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと」(TOKYO FM 月〜木13:00)で話していた。
そんな苦労もあった今野さんの影ナレからのOVERTUREのち、昨日とは違いこの日は5期生からステージに登場。4期、3期…という順にステージに登場。そしてきょうもキャプテンの秋元が開幕宣言しスタート。
まずは、2017年の日本レコード大賞受賞曲のインフルエンサーからスタート。この日は赤い風船が3万個空へ解き放たれた。
続く曲は、逃げ水。前日は欠席しており、乃木坂46のトークサービスで実況しまくっていた与田祐希が復活のセンターを筒井と共に務めた。そして、「いつかできるから今日できる」へ。冒頭のソロのオリメンは、飛鳥のみという事実にすごく衝撃を現地で覚えた。
その後は、3rdアルバムのリピート楽曲「スカイダイビング」でファンのボルテージをあげる構成に。
そしてライブは、3期初の期別楽曲「三番目の風」がスタート。卒業生の大園桃子が立っていたセンターは今回は逃げ水で共にセンターを任された与田が立っており、Day1に出演出来なかった悔しさをここぞとばかりに爆発させた。
そして、異例の2会場同時ライブ「シンクロニシティライブ」を開催した2018年へ。
「ライブでは欠かせない曲」という煽りのなか、「日常」がスタート。センターの北野日奈子の卒業後は初披露となったが、センターにいたのは久保だった。久保も日常のオリメンで参加しており、並々ならぬ思いを持ってる一人であるために、この起用は大正解だと思う。
その後はアンダーアルバム収録楽曲の一つ「誰よりそばにいたい」の披露。
間奏の楓のアンダーとしての思いや熱意の語りは本当に素晴らしかった。このスピーチを受けて、アンダーライブに行ってみようと思ってくれる人が一人でもいてくれたら嬉しい。
その後、2階スタンドと同レベルに作られた仮設ステージで、「キャラバンは眠らない」「ジコチューで行こう!」を、サブステージに移動して「空扉」をメインステージに戻りながら披露した。
ここまでの9曲は、なんとか天気も持っていたが、最初のMCが始まってしばらくして雨が落ちてきた。
実際にライブが行われていた17時からの4時間、ウェザーニュース調べによると、合計1.5ミリの雨量が観測されていた。
今回の日産スタジアムの前の屋外ライブは、2019年8月の「真夏の全国ツアー2019」の東京公演として明治神宮野球場で行われて以来、3年ぶり。そのDay1でも僅かながら雨を記録していた。
乃木坂が屋外ライブをやると必ず雨に降られる。このジンクスは無事に継続されました。
MCが終わると続いてのサプライズが。
後方のスクリーンがせり上がると、そこには西野七瀬が「帰り道は遠回りしたくなる」の楽曲衣装を身に纏って登場。自身の卒業楽曲「帰り道は遠回りしたくなる」を3年ぶりに披露。後方でパフォーマンスしていた楓や山下は目に涙を浮かべていたという。
西野の卒業は2018年12月31日だったが、乃木坂のパフォーマンスは、2019年2月24日に京セラドーム大阪で行われた「7th YEAR BIRTHDAY LIVE」の最終日(Day4)に組み込まれていた「西野七瀬 卒業コンサート」で、3年ぶり、実に1176日ぶりのパフォーマンスであった。
そして時代は、4期が加入、初代キャプテンの桜井玲香の卒業にあたり、秋元が2代目キャプテンに就任した2019年へ。
(余談だが、私の乃木オタ人生が始まったのはこの年である)
この年最初に発売されたCDは、4thアルバムの「今が思い出になるまで」。そのアルバムのリード楽曲「ありがちな恋愛」と、遠藤をセンターに、賀喜、筒井の4期生3人が初選抜即フロントとなった「夜明けまで強がらなくてもいい」、そして飛鳥3回目のセンター楽曲「Sing Out!!」をサブステージで披露。「Sing Out!!」といえば、サビの手の振りがあるのは有名だし、「Sing Out!! 発売記念ライブ」ではメンバーがこの振りをレクチャーしているが、最近のライブでこの手の振りをしているファンはめっきり少なくなってしまった。この日も少し見るぐらいであとは手拍子を続ける人が多かった。メンバーもその手振りをやっているのにも関わらずである。これを読んでハッとした人は、ぜひ練習してもらいたいし、「乃木坂配信中」でもレクチャー動画を出してもらいたいと長年思っている。
その後は、4期生初の期別楽曲「4番目の光」を披露した。
そして時は2020年へ。この年に発売された唯一のシングルとなる25thシングル「しあわせの保護色」に収録されているカップリングは、白石麻衣の卒業ソロ曲と期別楽曲が収録されているが、その中にある3期生楽曲「毎日が Brand new day」と、表題曲以外では史上初のYouTubeのMV再生回数2000万回を達成するほどの人気がある4期生楽曲「I see…」を披露。そして表題曲「しあわせの保護色」を披露。序盤はセンターに飛鳥がいたが、最終盤にサプライズが。後ろのスクリーンが開き、登場したのはこの曲が自身の卒業シングルとなり乃木坂として最後のセンターに立った白石麻衣が登場。モノマネ番組のご本人登場のように現れた白石を見て、ファンは驚きの歓声が止まなかった。そして、自身のセンター楽曲で、2018年に2年連続となる日本レコード大賞を受賞した20thシングル「シンクロニシティ」を、白石がセンターに立って披露。イントロが始まった瞬間、ファンから再び歓声が起こった。
白石が乃木坂として最後にパフォーマンスをしたのは、2020年10月28日に国立競技場 代々木第一体育館で行われた「NOGIZAKA46 Mai Shiraishi Graduation Concert~Always beside you~」で1年半ぶり、実に564日ぶりのパフォーマンスであったが、白石の卒コンは完全無観客配信ライブで行われていた。有観客ライブでパフォーマンスするのは、2020年2月24日にナゴヤドーム(現:バンテリンドーム ナゴヤ)で行われた「8th YEAR BIRTHDAY LIVE Day4」以来、2年2ヶ月ぶり、実に811日ぶりであった。
その「8th YEAR BIRTHDAY LIVE」が終了した直後に、新型コロナウイルスの世界的感染爆発が始まり、政府は緊急事態宣言を出すまでになり、グループは全ての活動がストップ。その年の6月にYouTubeにてMVが公開され、7月に配信限定シングルとして発売された「世界中の隣人よ」を披露した。そして、作曲を小室哲哉が担当し話題を呼んだ「Route 246」を披露し、2020年パートが終わった。
ライブは2021年の振り返りへ。山下が初のセンターを務めた「僕は僕を好きになる」、昨年の全国ツアーでセンターの遠藤がこの曲に対しての思いを熱く語っていたことが印象に残っている「ごめんね fingers crossed」、賀喜が初めてのセンターを務め、唯一のデビューシングルから全シングルで選抜入りを果たした高山一実の卒業シングルとなった「君に叱られた」を披露。
そして、三度目のサプライズがやってくる。
メインステージ後方から登場したのは、昨年末に卒業した生田絵梨花であった。そして、自身の卒業楽曲であり、ベストアルバムのリード楽曲「最後のTight Hug」を披露。客席は一気に生田のサイリウムカラーである黄色に染まった。楽曲途中に生田と鈴木絢音が激突する一幕もあったが、それも微笑ましく「生田らしいな」と思わせる瞬間だった。
生田の乃木坂としてのラストライブは、2021年12月15日に横浜アリーナで行われた「乃木坂46 生田絵梨花卒業コンサート」で5ヶ月ぶり、実に151日ぶりであった。しかもこの日は、自身が出演しているミュージカル「四月は君の嘘」の貸切公演がお昼にあり、公演後に日産スタジアムに駆けつけた。
その後は、29thシングルに収録されている楽曲の中から、5期楽曲「絶望の一秒前」、アンダー楽曲「届かなくたって…」そして表題の「Actually…」を披露。「Actually…」のセンターには、今年2月の「乃木坂46時間テレビ」の初披露ぶりにセンターに中西アルノが立っていた。その瞬間、会場にいた多くの人が拍手を送った。中西は、今回が活動自粛から復帰して最初の「Actually…」のパフォーマンス。私はこの拍手に大きな感動を覚えた。会場にいた7万人だけでなく、配信で見ていた人も、中西を応援してくれているのだ。
これで、全ての表題曲を披露したことになり、ここからは「制服のマネキン」を、この日は遠藤がセンターで披露。昨日の生駒にも負けないパフォーマンスを見せた。その後はカップリング楽曲でも高い人気を誇る楽曲「世界で一番 孤独なLover」を披露した。
その後は昨日と同じく、キャプテン秋元、副キャプテン梅澤と各期の代表メンバーがそれぞれ決意を語り、総合プロデューサーの秋元康がグループ10周年を記念して書き下ろした楽曲「他人のそら似」の披露へ。その後は、「Iおいでシャンプー」「夏のFree&Easy」「太陽ノック」と、テンション爆上がり楽曲のオンパレードが始まり、メンバーはファンの近くでパフォーマンス。そして「裸足でSummer」の間奏からは、この日もセットの上段から花火が打ち上がった。
そしてこの日もここでは「10周年スペシャル企画」として、ドローンを使って航空写真を撮影。観客のサイリウムを用いてメッセージが浮かび上がった。隣のサブグラウンドには「10周年 ありがとう! 乃木坂46」と書かれているモニュメントがあるのだが、その上に人影が。そこには、本編にサプライズ登場した西野・白石・生田の3人が。モニュメントの上に用意された10本のろうそくに火をつけてお祝い。これからに向けての11本目のろうそくの着火ボタンを向井葉月が運んできて「ここは、ここまで乃木坂を作ってきてくれた1期生さんに押してもらおうと。本当は葉月がここで押したいですけど!」と少しあどけながら1期生に着火ボタンを託し、4人が「11年目もよろしくお願いします!」との掛け声でボタンを押し、セット上部から火が出て、無事に計11本のろうそくから火が灯った。
その後は、昨日に引き続き乃木坂バンドが登場し、「きっかけ」「サヨナラの意味」「君の名は希望」を披露して本編が終わった。
そして、アンコールへ…
と思いきや、東側ステージと西側ステージで登場するメンバーが分かれることがここで発表され、2018年のシンクロニシティライブの時のようにメンバーが割り振られた。
と、ここで更なるサプライズが。
本編に出てきた西野が東側ステージに、白石と生田が西側ステージにそれぞれ分かれてアンコールに参加。ここで、7万人の大歓声が。
さらにサプライズは止まらない。
本編には登場せずに関係者席からライブを観覧していた、高山一実が東側ステージに、松村沙友理が西側ステージでアンコールに参加。ファンのボルテージは最高潮に達した。
松村の乃木坂としてのラストライブは、2021年6月23日に横浜アリーナで行われた「さ〜ゆ〜Ready? さゆりんご軍団ライブ/松村沙友理卒業コンサート」以来11ヶ月ぶり、実に326日ぶり。一方、高山の乃木坂としてのラストライブは、2021年11月21日に東京ドームで行われた「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」以来5ヶ月ぶり、実に175日ぶりであった。
乃木坂を昔から応援している方ならお分かりだとは思うが、OGのアンコールのステージ分け。高山と西野の「たかせまる」が東側に、生田と白石の「いくまい」と松村と白石の「さゆまい」が西側にいることがわかる。これ以降は何を言わずとも激アツ案件だということはお分かりだろう。そして、東側には与田も名を連ねているので、「よだせまる」も確定。
その5人も参加して、アンコールがスタート。飛鳥が「久しぶりにまいやんにアレをやってもらいたいと思います!」の掛け声で白石の「日産スタジアム!出し切れぇー!」という煽りで「ガールズルール」がスタート。白石の煽りでさらにボルテージは上昇し、2曲目の「ロマンスのスタート」まで、メンバーもOG達とともにアンコールを大いに楽しんだ。
アンコールを楽しんだ松村は、
と叫び、高山も、
と振り返った。
そして、ここで最後のサプライズとしてVTRが始まった。VTRには乃木坂のデビュー日である2012年2月22日生まれ、10歳の宮本莉帆ちゃんが登場し、今年の夏も「真夏の全国ツアー2022」を開催すると発表。
会場は大阪(大阪城ホール)、広島(広島グリーンアリーナ)、福岡(マリンメッセ福岡)、全体では9年ぶりとなる北海道(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)、宮城(セキスイハイムスーパーアリーナ)、愛知(日本ガイシホール)、そして3年ぶりに乃木坂の聖地でもある、東京・明治神宮野球場で3Daysのファイナルを行う。
そして、「乃木坂の詩」を歌い、いよいよフィナーレへ。
最後にキャプテンの秋元はこう決意して、アツすぎた2日間の幕は降りた。
ライブに参戦して…
私は、両日ともに現地で参戦していたが、史上最大規模のバスラに参加できたことを誇りに思う。人やグループは、10年間でこれだけの成長をしたんだ!という生き様を見せつけるようなライブであった。OGがサプライズで登場する場面もあり、今と昔が程よく混ざり合った素敵なライブだったと思う。ますます11年目も楽しみになった。
と、締めたいところだが、少しだけあの件にも個人的な見解で触れておく。
コールについて…
今回のライブのガイドラインには今までとは違うことが書かれてあった。
上記の文言が増えていた。
この文言がなかった今までのライブでは、全くと言っていいほどコールも歓声がなかった。まずそれだけは言わせてほしい。
しかし、今回は歓声を上げない方が逆に難しい。極端に言えば、街で大ファンの女優に会ったときに声を上げられずにいれますか?という話。答えは、ほとんどの人が無理だろう。今回は、グループ3年ぶりに屋外会場でのライブ。しかも飲み物を飲む時以外にマスクを外していた人は見なかった。
確かにコールはありました。それは認めます。このご時世、コールはあかん。
ただし、このガイドライン、あまりにも線引きが曖昧すぎる。
「こんな事態を招くような中途半端なガイドラインを作った国が悪い」というヤフコメも見かけたが、私は大きく頷いてた。サッカーでは、声出し応援の実証実験が始まるらしい。ならば、国の皆さんこういうことにしませんか?
そして、私からはもう1点だけ。
サイリウム、紫多すぎ問題。
今回のバスラで痛烈に感じたのがこれ。周りを見渡しても、紫×紫のペンライトだらけ。百歩譲って、7万人全員が筒井推し(紫×紫)ならまだしも、逆に、推しメンのサイリウムカラーに変える方が目立ってしまいそうな程だった。
昨年11月の東京ドーム以来、約半年ぶりの全体ライブだったとは言え、最近乃木坂を知って今回が初めてのライブ参戦でしたという人も多そうだった。実際、乃木坂46ANNにもそのようなメールが届いていた。
というわけで、翌日にホテル近くのコメダ珈琲で作成しました。
ものすごく見にくいサイリウムカラー早見表。
これで、あなたの推しの色が分かるはず!
(間違ってたらさーせん。)
↑乃木中バスラ裏側 前編
↑乃木中バスラ裏側 後編
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