FULL CONFESSION(全告白) 10 Take a look what happened(何が起きたか見てみよう)
GEN TAKAHASHI
2024/7/17
基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。
第10回 Take a look what happend(何が起きたか見てみよう)
ドナルド・トランプ前アメリカ合衆国大統領暗殺未遂事件。
英語を聴きとれる人は、事件直後に世界を駆け巡った、トランプ被弾の直前をとらえた映像に仰天しただろう。
ちょうどトランプが、バイデンの移民政策を非難して、そのデータが映し出されたスクリーンを示しながら「Take a look what happend(何が起きたか見てみよう)」といった瞬間に、暗殺者の銃弾が放たれたからだ。
その直後の、星条旗を背景に拳を突き上げたトランプを撮った写真が世界的に知られたが、英語のサイトを見たら、アメリカでは「Take a look what happend T- shirt=何が起きたか見てみようTシャツ」が瞬時に作られて販売されていた。トランプの演説内容と撃たれたタイミングの奇跡的なシンクロニシティ(共時性)が、便乗商売にまでなっているのだ。
トランプは国策の暗殺計画によって死ぬことになっていたのだが、ケネディ暗殺と違って、なんと1mm以下の差で弾道をかわして生き延びたのだから、トランプ支持母体のキリスト教福音派が熱狂するのも当然だ。
こうしてみると「Take a look what happend (何が起きたか見てみよう)」とは、神自身がトランプの口を介して「この男が選ばれる瞬間を見せよう」と言ったタイミングで、神が暗殺者の指を動かして、銃弾を放ったとしか思えないほどの劇的な演説だといえる。
事件直後に日本で公開されたYouTubeのビデオがある。
国際政治ジャーナリストで「幸福の科学」幹部の及川幸久氏が、7月15日に札幌市内で行った講演会で、事件の背景を「事実」として伝えている。
英語に堪能で米国政府事情にも精通する同氏の解説は、この事件に隠された米国の闇の詳細がよく理解できるので視聴をお薦めする。
https://www.youtube.com/watch?v=QcGpU7gAKQs&t=30s
さて、本稿では事件を「劇的な演説」と記しているが、無論、それはネガティヴな意味においてである。Tシャツを売るのもどうかと思うが、大事なことを忘れてはならない。
事件現場となった共和党集会に参加して、家族をかばって被弾し、亡くなられたボランティア消防署長コーリー・コンパートア氏のご冥福をお祈り致します。まだ50歳だったという。
特に日本のメディアでは、アホのコメンテーターらを並べて大統領選に向けた予想ばかりを垂れ流しているが、トランプの奇跡よりも、一民間人の犠牲の重さを訴えるべきではないのか?